本学敷地内の雑木林など新座市内で、子どもたちの冒険遊び場・プレーパーク「ソトプレ」を運営するNPO法人新座子育てネットワーク(坂本純子代表理事)の呼びかけで、近隣市区での関係者によるプレーパーク事業の活動報告と意見交換会を兼ねた「ソトプレフォーラム」が2月7日、本学で開催されました。
会場には、同事業に関係する本学教職員や新座市、朝霞市、和光市、練馬区の地域団体、行政関係者、参加した親子や協力者ら約40人が集まりました。
新座子育てネットワークは、児童センターや公園などでソトプレを開催してきましたが、今年度は、本学のCOC事業として、教職員、学生、地域住民、市教委との連携により、学内の旧フィールドアスレチック場に「十文字の森」を整備。「プレプラ」事業をスタートさせました。本学の学生もボランティアとして加わり、これまでの4回で、参加者は延べ400人以上にもなりました。
フォーラムでは、同ネットワークが、プレプラ事業の企画から実施までの経緯や活動内容などを説明しました。子どものアンケートから、回数を重ねるごとに参加者が増え、満足度も増していることを報告し、大学で開催することで、安全・安心で、大学生とも交流できることなどがメリットとして指摘されました。本学からは、星野敦子・地域連携推進機構副機構長が「参加した学生たちは、子どもたちと触れ合い、適応力・応用力など、かえって子どもたちから学んだという感想が多くあった。学生たちが自然にコミュニケーション能力を養う場として教育効果も高い」と話しました。
続くパネルディスカッションと会場を含めた全体ディスカッションでは、近隣市区の事例報告、情報共有、課題などについて話し合い、「子どもが自力でできたと思うようなサポートが大切」「場として定着するよう常設を目指している」「関わる大人たちも元気になる」などの意見が出ました。