地域連携・社会貢献活動

COC事業

「ともに創ろう! 地域の「みらい」」をテーマに開催/平成29年度COC事業「地域連携フォーラム」

18.03.01

2月24日(土)、ふるさと新座館ホールで、“ともに創ろう! 地域の「みらい」”をテーマにCOC事業地域連携フォーラムを新座市と共催で開催しました。当日は本学教職員をはじめ、行政関係者や地域の方々、また他県よりCOC採択大学の教員など約80名が参加しました。

 

本学の志村二三夫学長と並木傑新座市長の挨拶にはじまり、第1部は共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長による基調講演「地学一体で取り組むCOC事業の成果と課題~共愛学園前橋国際大学の事例から~」を行いました。共愛学園前橋国際大学の取り組み事例を中心に、学生を地域で育ててもらうということの重要性やその成果、これからの地域人材育成のキーワードとなる「一体協働」の必要性など、示唆に富んだお話を聞くことができました。

 

第2部では、これまで本学が継続的に取り組んできた地域課題解決のための研究プロジェクトについて、「子育て支援」「健康長寿」「地域力の向上」の分野から計7課題の成果発表を行いました。本学の教員だけでなく、連携している行政や地域、企業の方々にもご登壇いただき、研究活動に対する評価や今後期待することなどを発表いただきました。

 

成果発表の後には、大森学長から「どの研究プロジェクトにも学生が参加していて、地域と大学の真ん中に学生がいるという取り組みを見せていただいた。学生の参加を参画へと深化させ、学生が自ら企画し、さらには地域の方に学生を預けるという環境がつくれれば、持続可能な地域人材の育成に繋がっていくと感じた」と講評をいただきました。

また、おなじくCOC採択大学である園田学園女子大学の大江篤教授からは「学生には地域に出て本気の大人と出会ってほしいと言っている。学生が地域課題を解決し提言できるような教育成果は、4年間で簡単に結果が出るものではない。あの時の経験があったから今の自分があると将来話せるような経験ができるのがCOCのプログラムである。COCに採択された女子大学は貴学と本学のみなので、2大学が連携・協力して取り組んでいければと思う」と講評をいただきました。

 

最後に、成果発表のモデレーターを務めた本学の地域連携推進機構機構長代理の星野敦子教授は、「学生が自ら課題を見つけて解決するという活動も少しずつ見えてきている。行政や地域の皆さんの力をお借りしながら、地域の未来づくりにまい進したい」と熱く語りました。

 

本学のCOC事業も残すところあと1年。「新座市をキャンパスに!+(プラス)となる人づくり、街づくり」のスローガンのもと、地域の声、ニーズ、課題を的確に把握し、活力ある地域社会づくりに貢献できるよう取り組んでいきたいと思います。

 

<開会の挨拶>

学長挨拶  市長挨拶

        志村二三夫学長                  並木 傑新座市長

 

<第1部 基調講演>

「地学一体で取り組むCOC事業の成果と課題~共愛学園前橋国際大学の事例から~」

講師:大森昭生氏(共愛学園前橋国際大学 学長)

大森学長2  大森学長1

 

<第2部 成果発表>

◆成果発表プログラム

プログラム

※画像をクリックすると拡大されます。

 

成果発表  IMG_9887 

   布施晴美教授(人間発達心理学科)        山口由美准教授(人間福祉学科)

 

IMG_9909  IMG_9930  

   鈴木康弘准教授(幼児教育学科)          野島靖子准教授(人間福祉学科)

 

IMG_9958  IMG_9990

   小林三智子教授(食物栄養学科)        棚谷祐一准教授(メディアコミュニケーション学科)

 

成果発表2  

   久保田葉子講師(人間福祉学科)

 

*学生による朗読詩「野火止の水と緑と」の発表の様子*

 

成果発表3  IMG_0136

 

 

(児童教育学科1年 田村沙也香さん)

 児童教育学科では、主に教員になるという夢に向かって、日々学んでいます。

 この一年、大学で特に学んだことは、表現力です。「表現活動」という講義を通して、教育者として必要になる表現力についての学びを深めてきました。今日発表しました「野火止の水と緑と」では、一人一人が、身体表現や朗読で、野火止の様子、人々の暮らしの様子を表現し、工夫してきました。

 そのような学びの成果をこのステージで発表させていただいたことは、とても貴重な経験です。私たちはそれを一つの自信とし、今後に生かしていきたいです。また、基調講演にもありましたように、これからも大学生らしく、地域と連携、さらに発展させて、地域と一体となるような取り組みに、積極的に参加していきたいです。

 改めまして、本日はこのような発表をさせていただき、本当にありがとうございました。

 

(人間福祉学科 久保田葉子講師)

 朗読詩「野火止の水と緑と」は、本学の前学長・横須賀薫先生が、大学のある新座の自然や歴史をテーマに、十文字の学生のために書いて下さった詩に基づき、私が初めての作曲に挑戦して生まれたものです。

 発表にあたり、学生や教職員の仲間と共に、詩の解釈や言葉と音楽の重ね方、大切な言葉を伝えるための工夫、身体表現と、総合表現の実現に向けて知恵を出し合い創ってきました。

地域の歴史や自然を表現するために、学生とともに野火止用水を散策し、自分たちの感性で様々なインスピレーションを得ました。表現活動は特別な教育を受けた一部の人のためのものではありません。人前に立って話したり歌ったりすることが苦手な人も、これまで経験する機会がなかった人も、いつからでも始めることができ、活動を通して高め合い、励まし合う真の仲間を得ることができます。

 これからも本学学生、地域の皆様、教職員が手を携えて、新座の文化を創っていきます。

 

<成果発表に関する講評>

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  大森昭生学長(共愛学園前橋国際大学)       大江 篤教授(園田学園女子大学)

 

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 星野敦子機構長代理(本学地域連携推進機構)

 

 

 

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