本学学園祭(桐華祭)の一日目である10/28(土)に、公開講座「今、子どもの権利擁護を考える」が開催され、人間福祉学科の片居木英人教授と伊藤陽一准教授が、それぞれの視点から講義を行いました。
まずは片居木教授が、憲法や民法、児童虐待防止法など様々な法律の中で、子どもの権利がどのように守られているかを説明。次に伊藤准教授が、児童福祉法の改定の歴史や、児童福祉施設における子どもへの不適切な対応を防止する方法などを話しました。どの受講者もメモを取りながら、真剣に耳を傾けました。
続く質疑応答では、施設へ実習に来る学生が具体的にやるべきことは何か、などの質問が受講者から挙がりました。また、虐待を受ける子の特徴や施設職員の人権と子どもの権利の兼ね合いなど、講師間でも質問を投げかけました。
最後に締めくくりのメッセージとして、「今年は児童福祉法が制定されて70周年。今こそ子どもの権利を捉え直すことが必要」(片居木教授)、「子どもの権利を守りつつ、施設の職員として周囲に迷惑をかけず働ける学生を育成していきたい」(伊藤准教授)とそれぞれの想いを述べました。