11/4(土)に、新座市内大学公開講座の第2回が本学で開催されました。今回は文芸文化学科の谷嶋美和乃助手による「浮世絵とジャポニスム」です。
最初に、西洋絵画における主流派(印象主義など)の変遷と、19世紀に日本美術がヨーロッパへ伝わった経緯を解説。当時の西洋で日本美術ブームが起きた背景を話しました。
次に、ヨーロッパの画家たちの絵画に見られるジャポニスムを、マネ、モネ、ゴッホ、ホイッスラーの4人の画家に焦点を当て、スライドを使って紹介。ゴッホの有名な『タンギー爺さん』の背景に浮世絵が描かれているといった直接的な影響をはじめ、遠近法や構図、色使い、アイデアの着想など、様々な点で浮世絵の影響を受けていることを説明しました。受講者からは「具体例が多くて大変参考になった」との声が寄せられました。
第3回は11/25(土)、文芸文化学科の落合真裕講師による「19世紀西洋での日本芸術の受容-英国のジャポニスム」の講演を行います。