所定の成績基準を満たせば、研修中の学習を本学でのほぼ半期の学習に相当するものとして、卒業単位の一部と認める制度。留年することなしに通常通り2年間で本学を卒業できます。体験談をご紹介します!
世界に目を向け、視野を広げたい
私は2009年の9月より約3ヵ月間、本学園の英語英文専攻のプログラムである単位認定海外研修に参加しました。研修先はイギリスの北部にある緑がとても美しい、広大な敷地を有するスコットランドの大学です。大学内の英語コースに週5日通いました。寮は大学からバスで約10分。同じコースの他国の留学生(中国人の男女、サウジアラビア人の男性2名)と一緒の生活です。寮には個人部屋があり、リビングやキッチン、シャワールームなどは共同で使用しました。
私が研修に参加した目的は「英語圏で語学を学ぶ」ことでしたが、語学以外にも多くの気づきがあり、学ぶことができました。1つは「異文化交流」の奥深さについて。なぜなら、よく寮の仲間と遊びに出かけたり、寮の仲間の友人が集まって、大人数で食事を楽しんだりと多くの素晴らしい時間を過ごせた反面、文化的背景による考え方の違いで揉めることが何度もあったからです。その度に、国が違うということはこんなにも生活のスタイルや考え方が違うものなのだろうか、どうすれば円滑にコミュニケーションがとれるのだろうと考えました。
また、日本についてもっと深く知っておくことの重要性を感じました。日本の歴史や文化、日本の車や電化製品について尋ねられる機会が意外なほど多かったからです。日本に興味を持ってくれていることに嬉しさを感じながらも、日本に対する知識不足により、彼らからの質問に「分からない」と答えている自身を恥ずかしく思いました。それは語学以前の問題でした。反対に彼らは自国の歴史や文化をよく知っていました。
さらに、学ぶことに対する姿勢について学びました。文化の違いもあり、学校のレッスンにはほぼ全員が遅れて来ます。しかし、彼らは分からないことがあると自分が納得のゆくまで先生に答えを求めます。日本の学生からはあまり見られない光景に私は圧倒されました。自分が将来、良い仕事に就いて両親に恩を返したいという思いや、目的を達成するために学ぶという確立された強い意志を私は彼らから感じました。
約3ヵ月の滞在を終えて、私が今強く思うことは、知識を増やすということは重要であるということです。特に異文化の人たちとコミュニケーションをとる際、日本人として知っておくべき歴史や文化、そして彼らの国の文化についての事前の知識が重要であると肌で感じたからです。そのためには、日頃から様々なことに対して興味、関心をもち、日本だけでなく、世界に目を向け、自分自身の視野を広げる努力をしなければなりません。「英語」はそんな努力に欠かせないツールではないかと私は思います。(奥田 奈緒さん)

