自分の知らないことを知る喜びと達成感にあふれた3週間
3週間の教育実習は緊張の毎日でした。特に実習当初の授業では、何を話していたのかあまり覚えていません。初めての授業は失敗に終わりました。自分の教材研究が甘く、授業内容が全く伝わらなかったからです。また最初の1週間は生徒とあまり打ち解けられませんでした。そんな私を親身になって支えてくれたのが、担当の先生や校長先生。授業や生徒とのコミュニケーションの仕方について細かいことまで、幅広くアドバイスを頂きました。例えばひとつの授業を行うには、教材をしっかり研究し、事前に100を知っておく必要がある、そうすれば自信をもって生徒と対峙し、授業に臨むことができるということ。そして、自然体で自分をさらけ出せば、生徒も親しみを感じてくれるのではないかというようなアドバイスを頂きました。私はそれらを日々実習の中で実践できるよう心掛け、努力しました。朝のホームルームではできる限り生徒の名前と顔を一致させようと、顔をしっかり見るようにもしました。始めはなかなか成果が出ず、うまくいきませんでしたが、次第に自分が満足いく授業ができるようになり、また、担当するクラスの生徒や他のクラス、他の学年の生徒にも声を掛けてもらえるほど、生徒とうまくコミュニケーションがとれるようになりました。その後、彼らから私の授業が「おもしろい」「分かりやすい」「楽しい」などと言われた時は、まさに努力が報われた瞬間であり、本当に嬉しかったです。
一緒に教育実習を受けた二人の存在も忘れられません。彼らは同じ教師になることを夢見る仲間であると同時にライバル。辛いときや苦しいときに彼らが頑張っているのを見る度に、負けてられない、私ももう少しやってみよう、粘ってみようという気持ちになり、大きな励みになりました。
辛いこともありましたが、それ以上に自分の知らないことを知るという喜びと達成感が大きく、本当に充実していた3週間の教育実習。短い間でしたが、今回の実習を通してあらためて思うのは、教師というのは自分の存在や言葉が生徒の将来に良くも悪くも影響を与えるやりがいのある仕事であるということ。今後はこの実習を活かし、さらに自己成長していけるよう、頑張っていきたいと思います。(川島 志織)

