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文芸文化学科でめざす将来将来の活躍分野取得可能資格文芸文化学科学芸員の仕事って貴重な体験の連続。図書館司書とあわせて、頑張りたいです!樋口 一貴准教授学芸員資格取得課程■ 学芸員■ 司書■ 学校図書館司書教諭■ 中学校教諭一種免許状(国語) ■ 高等学校教諭一種免許状(国語) など〈必修科目〉1年次 生涯学習概論、博物館概論、博物館資料論2年次 博物館経営論、博物館教育論、博物館情報・メディア論3年次 博物館資料保存論、博物館展示論、博物館実習Ⅰ4年次 博物館実習Ⅱ(博物館等の現場で学芸員の仕事を実習)〈選択科目〉 美術史、文化史、民俗学の2領域以上から2科目以上を履修先生、教えて!遠藤:文芸文化学科は、十文字学園女子大学で唯一“学芸員”をめざせる学科と知りました。新しい何かにチャレンジしたい気持ちもあって、学芸員をめざすようになりました。樋口先生が考える学芸員のやりがいって何でしょうか。樋口:学芸員とは、博物館・美術館における専門職です。博物館の仕事には、事務や受付、ミュージアム・ショップなどさまざまな職務分担がありますが、学芸員は、美術作品や歴史資料など文化財の管理や取り扱いをして、展覧会の企画を行うといったことをしています。博物館や美術館には貴重な資料が数多くありますよね。それに「触れる」ことのできる仕事なので、貴重な経験ができると言えます。また、人類の遺産である貴重な文化財を次の世代に継承するという、重要な使命の最前線に立っています。その立場で、魅力的な展覧会を作り上げるということに大きなやりがいがあると考えています。遠藤:学芸員にしかできないことが、やりがいにつながるのですね。学芸員をめざす課程での代表的な授業にはどのようなものがありますか。樋口:博物館や美術館といった施設を歴史的・制度的に学ぶ“博物館概論”では、実際に見学にも行くので興味深く学べると思います。また“芸術と人間”という日本の美術史の全体をつかむ授業では美術史学の基礎力を身につけます。この基礎が美術・芸術にのめりこむきっかけになってくれたらうれしいですね。遠藤:高校までとは違う授業がたくさんありますね。学芸員をめざすことは、どのように社会に役立つのでしょうか。樋口:この質問はよく聞かれます(笑)。学芸員をめざすことは社会で役立たないのではと思われがちですが、そんなことはありません。展覧会の開催には、コンセプトやストーリーを考える“構成力”、それを鑑賞者に伝えるための“表現力”、そして展示資料の時代背景まで知る“理解力”が必要です。学芸員をめざすということは、考えを論理的にまとめあげ、それを表現しようとする態度を身につけることにつながります。ですので、一般社会で広く求められる力が身につく課程だと思っています。遠藤:先生のお話を聞いて、今まで以上に集中して取り組もうと思えるようになりました。私は図書館司書課程も取っているので、どちらも頑張ろうと思います!樋口:ぜひ頑張ってください。そして、この4年間で色々なものをどんどん吸収してください。大学の授業はもちろん読書、演劇やコンサートを観に行くこと、そして博物館や美術館に行くことで、感性をみがきましょう。そして自分が関心を持って打ち込めることを見つけてもらえたら私たちもうれしいですね。学芸員資格をはじめ、4年間でたくさんのことに興味を持ってください。□一般事務・営業・販売□教育 □公務員□出版・編集 □ライター□博物館学芸員 □美術館学芸員□図書館司書 □学校図書館司書教諭□中学校教諭(国語)□高等学校教諭(国語)将来の進路キャリア153

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