クリティカルシンキング(critical thinking)は訳すと、「批判的思考」です。
この「批判」という言葉は少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、実際は
情報を「吟味する」という意味が含まれています。
つまり、クリティカルシンキング(批判的思考)とは、情報を鵜呑みにせず、
適切な根拠や証拠に基づいて、論理的に考えることを指しています。
また、吟味する態度は、他者の情報に対してだけでなく、自分自身の思考についても行う必要があります。
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世の中には情報があふれています。テレビを見ていて、「あれ?」と思ったことがあるでしょうか。世の中には、さまざまな考え方を持っているひとがいます。友人と話していて、「あれれ?」と思ったことがあるでしょうか。それらは、はたして、「本当」なのでしょうか?
よりよく「暮らす」ためには、「自分で考える力」が必要です。
このワークブックでは、まず、自分の持っている「気づく力」を知り、ものの見方を増やしていきます。 そして、ものごとを順序立ててとらえ、かたよった情報をうのみにしたりせず、正しく「考える力」をきたえます。
自分の住んでいるよく知っている街で、道を尋ねられたことがあるでしょうか。相手が行きたいところを聞き取り、現在地を伝え、方向を伝え、目印を伝え、距離を伝え、曲がり角を伝え、・・・相手は正確に目的地に到着できたでしょうか。
よりよく「暮らす」ためには、「人とつながる力」が必要です。
このワークブックでは、まず、自分がどんなことを知っていて、自分がどんなことを考えているのかを知ります。 そして、いま自分が言っていることと、おこなっていることをとらえて、「伝えたいこと」を明らかにし、その表現の仕方を身に付けます。 そこで、相手の考えをよく整理して理解し、自分の考えを正確に伝え、「人とつながる力」をきたえます。
本研究は科研費補助金を受けて遂行しました。
(製作協力 株式会社コンテンツ庵 )
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