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教育・学生生活

2022年9月


子育て講演会 「はらっぱ」におじゃましました2022! Part2!

2022年9月20日(火)に令和4年度 第2回 子育て講座「はらっぱ」が十文字女子大附属幼稚園で開催されました。
今年で15年目になる子育て講座「はらっぱ」は、十文字学園女子大学と十文字女子大附属幼稚園の共催となっており、附属幼稚園に大学から先生をお迎えして、附属幼稚園の保護者の方や地域の皆さんを対象に専門家のお話を聞ける講座となっております。参加費は無料。現地参加とオンラインの同時開催です!

「子ども達の発達・成長とICT活用のこれから」

【講義概要】ゲームやスマートフォンなどのICT機器は、子どもの遊びや文化にも大きな影響を持っています。一方、次世代を生き抜く子ども達には、これらICT機器や情報を正しく理解し、活用できる能力を身につけることが必要とされ、小学校以降で急速にその取り組みが始まっています。現在の教育の情報化の状況を紹介しながら、子どもたちのこれからの社会についてお話しします。あわせて、保護者の皆様の疑問に応えたいと思います。

【略歴】東京学芸大学大学院博士課程連合学校教育学研究科修了 博士(教育学)
 一貫して子ども達の情報教育の在り方について研究している。日本教育情報学会会長、新座市・所沢市等、学校教育現場での研究指導にも当たっている。

十文字学園女子大学 
副学長 安達 一寿 先生

コロナ禍で人との対面が難しくなり、ICTを活用した授業やコミュニケーションが発展しました。

スマートフォンは子どもにも身近な存在となり、その活用方法に悩まれる事が多いと思います。

情報教育の専門家でいらっしゃる、安達先生から、お話を伺いました。

今回の講義の主な内容

これからの社会はどうなる?

・ 超スマート社会?
   Society5.0:超スマート社会
   サイバー空間(仮想空間)
   フィジカル空間(現実空間) など

・ 仕事はどうなる?
   10年後になくなる仕事と残る仕事
   教育に関わる仕事や命に係わる仕事、新分野は残ると予測  など

現在の学校、これからの学校の様子とは?

   誰も予測ができない正解がない社会

 ・新しい社会に必要とされる資質・能力
 ・学校でのICT活用の状況
   一人一台のコンピュータ整備・持ち帰り(GIGAスクール構想)
   プログラミング教育                      など

子ども達の実情は?

 ・機器活用の実態と気になること
   子どものメディア使用時間
   子どものアプリ・ソフト等の利用時間
   メディアを視聴・利用開始した子どもの年齢 
   調査から気になること・留意したいこと       など

健全な子どもの育成に向けて

・情報モラル 
 ・SNSの発展と上手な利用
 ・Well-being(心身と社会的な健康)を目指したICT利用

人間の能力を支援する道具として、上手に使いこなす     など

先生のお話をお聞きした中から、少しご紹介したいと思います!



【こんなことをやっています、プログラミング教育】より

・アンプラグド型
 ・ルビーの冒険

・ロボット型
 ・embot
 ・WeDo

・プログラミング
 ・スクラッチ

子ども達の喜びそうなかわいいロボットがいっぱい!

実際にembotを動かしてくれました!
*embotは、ダンボールなどの身近な素材で組み立てて、プログラミングで動かすロボットです。https://www.takaratomy.co.jp/products/omnibot/embot/

embotと操作のプログラミング画面

embotの中を拝見

参加してくださった方の感想をご紹介

・子どもに、いつどのようにスマートフォンやゲーム機器を与えるか、答えはないので、親がよく考えなくてはいけない。答えをもらえるのではなく、考えなさいとお聞きして、良く考えなければいけないと思いました。
→理由が大切。親も子どももしっかり考えてほしいなと思います。


・小学校では、一人一台機器を与えられ、学級閉鎖になっても、遠隔の授業があるが、子どもが低学年だと、それを使えない、また親も付きっ切りにならないと教えられないし、親も分からない事もあるという問題もある。せめて幼児期だけは、機器を使わずに子どもに過ごしてもらいたい、園長先生はどうされていますか?
→幼児期は、身体を使った遊びを大切にしていきたい。今までと変わらずに実体験を大切にしていきたい。プログラミングの話の中にあった、論理的な思考はとても大切だと思うので、実体験の中でも論理的に考えていく力を大切にしたい。身体を動かしながら、子どもたちは頭も使って考えたり試したりしている。体と頭が連動して活性化していくことが大事だと思います。


・今日のお話で、理想的な内容が多かったが、実際子どもは自分に有利な考えを言うことが多い、家庭内でも学校の中でもうまくいくのかな?と思う。また、話の中でICTを利用することで、個別最適化された学びを受けられるというのは、魅力的だと思った。


・ロボット掃除機などのロボットの動きに興味を持っている、そうゆう動画を長く見ていると、いつまで見ているの?とも思ってしまうが、そうゆう興味をどうやって伸ばしてあげればいいのか、悩んでいる。


・機械を使っての教育が発展する中で、実体験がこれからもっと大切になってくるのではないかと思いました。

質問の後に、安達先生から皆様にアドバイスをいただきました。

台風の影響で雨風が強いなか、参加してくださいました。

実際にさわってみました

取材を終えて

 今からひと昔前は、ゲームばっかりしていると、非難される意見を多く聞きましたが、今では、今後オリンピック種目になるかもしれないeスポーツという分野もあります。身体を動かす事が好き、勉強が好き、ゲームが好き、音楽が好きなど、いろいろな好きが認められ、自分の好きが活かせるような、未来になるといいなと思いました。