都市部と中山間部で農業に携わる女性同士で交流しようと、新座市と児玉郡神川町の女性農業者による交流会が2月21日、同町下阿久原のステラ神泉で開かれました。交流会には「中山間ふるさと支援隊」として同町阿久原地区で活動している本学のボランティアサークル「ゾウキリンくらぶ」の学生も参加。交流会では、地域の食材を活用した料理をつくり、農業について意見交換を行いました。
この交流会は、同町にある「株式会社ヤマキ」の協力のもと、昨年に引き続き2度目の開催です。当日は、新座市と神川町の女性農業者が、それぞれの地域の特色を活かしたレシピを持ち寄りました。新座市からは甘鮭のナゲットとジャーサラダ、神川町からは手作りこんにゃくを使用した煮込みうどんと味噌おでんのレシピが出され、学生たちも女性農業者に指導を受けながらうどん作りに挑戦するなどして交流を深めました。
完成した料理を囲んで行われた意見交換会では、新座市で農業体験塾「鐘の音ファーム」を運営する河合美津子さんと同ファーム参加者の栗原美津子さんが、活動の内容などについて話しました。「農業に自信がつきました」という栗原さんの話を聞いた学生は、「自分も荒れた自宅の畑をなんとかしたい」と、すっかり感化されたようでした。
また、参加者は、ヤマキ社員の指導を受けながら、豆腐づくりにも挑戦。温めた豆乳ににがりを加え、数回混ぜると豆腐になる様子に、学生たちは「こんなに簡単にできるなんてびっくりです」と驚き、さっそく試食していました。
(記事・南雲ひとみ/ゾウキリンくらぶ部長、ライターデザイン同好会)