2019年10月5日、ふるさと新座館ホールにて5回目の「ふるさとにいざ✜オータムコンサート」を開催しました。本公演は、2015年から2018年まで、文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」として開催されてきた企画を、本学の「地域連携共同研究所」のプロジェクトとして継続し、本学と新座市教育委員会との共催で実施したものです。今年は児童教育学科の1年生8名が出演いたしました。
第1部は、オペラ歌手の北澤幸さんをお迎えし、ピアニストで児童教育学科の久保田葉子講師とともに、小学校や中学校の音楽の教科書に掲載されている歌曲を中心に、滝廉太郎の組歌「四季」、世界の民謡、「サウンドオブミュージック」など歌い継ぎたい名曲を披露しました。ピアノソロでは子供の遊び歌や民謡からインスピレーションを得て作られた「子供のために 第1巻」「同 第2巻」(バルトーク作曲)より抜粋で子供の遊び歌、兵士の歌、恋の歌、ラプソディなどが演奏されました。
第2部では、本学児童教育学科の学生が総合表現「利根川」(斎藤喜博 詩、近藤幹雄 曲)を発表しました。児童教育学科には「表現活動(基礎・応用)」という朗読・歌唱・身体表現に総合的に取り組みながら教員として必要な表現力を磨き、その指導法も学ぶ授業があります(担当:狩野浩二教授、久保田葉子講師)。今回出演したのはこの授業の履修生の中から立候補した学生たちでしたが、自主的に練習を積み重ね、教職員や児童教育学科の先輩・同級生からアドヴァイスをもらいながら、利根川とともに生きてきた人々の姿、自然の美しさと恐ろしさ、命の尊さを表現し、舞台を経験する中で一段と成長を見せました。ご来場者からは「朗読も歌も、情景にあわせた表現を堂々とされていて、詩が眼前に浮かび上がるようでした」「日本ではいろいろなことが起きて暗くなっていましたが希望を持っても大丈夫かなと思えました」「学生たちが1人1人自分の長所を生かしてのびのびと表現していて、とてもよかったです」と温かい励ましの言葉を頂きました。
毎年恒例となった学生による手話ソングは、「小さな世界」を選曲し、会場いっぱいに合唱が広がりました。今年も多くの皆様にご協力頂き、ステージと会場が一体となる温かい催しとなりました。ありがとうございました。
【メゾ・ソプラノとピアノによる演奏】
【総合表現「利根川」、手話ソング「小さな世界」】
【フィナーレ】
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