地域連携共同研究所の第1回研究報告会『対話から次のステップへ-地域課題の解決-』が2月25日、本学カフェテリアを会場に開かれました。研究所の所属教職員や地域住民の方たちを中心に52名が参加し、27年度に取り組んだ7つの研究テーマの報告と関連分野ごとのグループセッションを行いました。
冒頭、研究所を代表し山田陽子副所長が開会のあいさつをしました。山田副所長は「地域という言葉の意味合いを幅広くとらえ、さまざまな社会の問題につながる研究ができるよう取り組んでいきたい」などと話しました。続いて、7つの研究報告、基調講演、グループセッションが行われました。
内容は次の通りです。
【研究報告】
1.十文字学園女子大学シニア健康教室(高橋京子)
2.新座市内 介護・福祉・医療の資質向上と連携強化への取り組み(太田眞智子)
3.ワークショップによる合意形成の手法の開発とまちづくりサポートのスキーム構築に関する研究(松永修一)
4.新座市地域住民の全身持久力の測定と運動指導と食事指導(岡本節子)
5.地域との連携によるオレンジカフェ実践への取り組み(野島靖子)
6.小児における食物アレルギーに関する意識調査と実態調査(松本晃裕)
7.食育で育む管理栄養士の専門性(長澤伸江)
【基調講演】…地域課題解決のイノベーション
・山田崇氏(内閣府地域活性化伝道師、塩尻市役所企画政策部企画課シティプロモーション係係長)
・佐々木裕子氏(株式会社チェンジウェーブ代表)
【テーマ別グループセッション】…理想のミライからイマを考える
1.まちづくりのイノベーション
2.食で育む人とまち
3.食事と健康とスポーツのミライ
4.いつまでも若々しく、元気に
5.認知症になっても幸せに暮らせるために
グループセッションでは、各テーマについて対話を行い、共有された課題やアイデアを発表しました。
参加者は、自治体、福祉団体、NPO、メディア関係者、地元企業経営者、商工会関係者、地域住民の方々と本学教職員、学生です。