グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


研究・社会貢献・公開講座

総合科目「たちかひ塾」


総合科目「たちかひ塾」とは

総合科目は、地域社会の一員として、社会の諸活動に積極的に関わり、人々と協働しつつ、活動することに必要な能力や態度を育むことをめざした科目です。

従来の教育では、早く正確に解答を導くことが優秀な人材の条件でした。アフターコロナ、VOCA時代(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))では、大人はもちろん学生も、正解のない問題に向き合い、自分で考え行動することが求められます。
そこで、今年度より開講した科目が、総合科目「たちかひ塾」。
「たちかひ塾」という名称は「世の中に たちてかひある人」を育むという建学の精神に由来しています。
毎回、各界で活躍するリーダーをお招きし、正解のない問題にどのように向き合い、難局を切り抜けたのかをお聞きします。ゲストのことばを手がかりに、自分の人生の指針を見つけることが目標です。

2024.4.19/4.26 ​ 第1回「たちかひ塾」、テーマ「⽬標達成するための⽅法」

⾷⽂化研究家
株式会社⾷の会 代表取締役​
慶應義塾⼤学SFC研究所上席・研究所員​
株式会社フェルメクテス 共同経営者​
Kin-pun Brand Producer​

おさないあやめ​
長内あや愛​

第1回目は、株式会社食の会 代表取締役である長内あや愛氏を講師としてお迎えしました。
長内氏は、十文字高校卒業後に慶應義塾大学総合政策学部に進学し、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程を修了されました。

講義にあたり、長内氏からは「⾃分の好きなこと・ものを仕事にするために、⼀番必要だと思うことを1つあげてください」といった内容を事前課題として預かり、講義では「⽬標達成するための⽅法」についてお話しいただきました。

まず、長内氏の学生時代の話から講義は始まりました。長内氏は、学生時代に、誰にとっても⾝近といえる“⾷”について、「どんな”意味”、“価値”をもたせることが可能なのか」、「⼈よりも“好き”を⾒える化して、差別化して、仕事にすることができるのか」ということについて悩んだとのこと。また、⼤学3年⽣の時には、就職か起業か、といったことも考えるようになりました。
大学卒業後は、大学院に進学。幕末から明治期の食文化について研究する過程で、「過去の⾷⽂化を紐解くことに、未来の⾷の課題解決のヒントが隠されているのでは」という着想を得ました。そして、人と人との関わり、コミュニティの形成が、⾷⽂化の発展に貢献したのではないか、という結論に至りました。

続いて、長内氏は、2050年に直面する食料危機を取り上げ、「Z世代が担うべき、持続可能な⾷」や「同世代へ訴える、⽣きるための⾷事と豊かな嗜好品との違い」について触れました。
確かに、食の未来を救う新たな食材はたくさん開発されています。ただ、“美味しくない”と意味はありません。“おいしい食文化”を作り出していくことが、持続可能な食文化の実現につながっていきます。

続いて、長内氏は、2050年に直面する食料危機を取り上げ、「Z世代が担うべき、持続可能な⾷」や「同世代へ訴える、⽣きるための⾷事と豊かな嗜好品との違い」について触れました。
確かに、食の未来を救う新たな食材はたくさん開発されています。ただ、“美味しくない”と意味はありません。“おいしい食文化”を作り出していくことが、持続可能な食文化の実現につながっていきます。

そこで、長内氏は、持続可能な食文化の実現を目指し「株式会社食の会」を設立。「株式会社食の会」は、食の歴史から学ぶことをコンセプトにしています。そして、同社が手掛けるレストラン「食の會日本橋」は、江戸の町民文化が発達した日本橋に位置します。明治期に誕生した“洋食”に、日本全国の厳選された食材を用いることで、“最上級で最高級の家庭料理”を提供しています。

さらに、「未来の食を創る」ため、納豆菌粉に着目し、新タンパク質ブランドである「kin-pun」を立ちあげました。⻑年、⾷されてきた納⾖菌粉を新しいたんぱく質源として摂取することで、食糧問題の解決に貢献するとともに、豊かな食文化の創造を目指しています。

講義の最後に、長内氏はこれまでの歩みをふり返り、⽬標を達成するためには「アントレプレナーシップ」(=起業家精神)が大切であることを伝えます。そして、問題発見・問題解決の解像度をあげるために、以下の2点が大切であることを力説しました。

  • 答えがないけど、答えをつくりだし、自分で、行動できる力
  • 自分が何を達成したいのか? 本当はなにをしたいのか、知りたいのか?
VUCAと称される環境のなか、私たちは「自分が何を達成したいのか」、「答えがないなかで自分で答えを導き出し、行動する力」がより重要になっていることを再確認する講義となりました。

長内氏は令和6年5月1日付で文部科学省よりアントレプレナーシップ推進大使に任命されました。今後小中高生に対してアントレプレナーシップ教育を実施するための推進大使として派遣されます。
詳細はこちらから≫https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/mext_00009.html

長内あや愛 公式Instagram(「たちかひ塾」が紹介されました)
https://www.instagram.com/p/C58cD3syf_9/?img_index=1

  1. ホーム
  2.  >  研究・社会貢献・公開講座
  3.  >  総合科目「たちかひ塾」