「ウーマン・カフェ」レポート
社会情報デザイン学科の専門科目「ウーマン・カフェ」(担当教員:松本 晃子 教授)では、女性のキャリア形成をテーマに、実社会で活躍する方々を招いての特別授業を行っています。
2025.6.18 サッポロフィールドマーケティング株式会社
2025年6月18日(水)の第10回では、社会とつながる実践的な学びを推進する一環として、サッポロフィールドマーケティング株式会社より講師をお招きし、特別授業を実施しました。
講義の中で、日本におけるビールの製造・販売の歴史を中心に、サッポロビールの歩みや、ビール文化の変遷、消費者ニーズの変化に応じたマーケティング戦略など、幅広い視点からご講義いただきました。
学生たちは、飲料業界の裏側にある努力や工夫に触れ、今後の学びやキャリア形成へのヒントを得る貴重な機会となりました。
学生たちは、飲料業界の裏側にある努力や工夫に触れ、今後の学びやキャリア形成へのヒントを得る貴重な機会となりました。
受講した学生の感想
- サッポロビールの歴史を通して、日本のビール文化の草創期から築かれてきた伝統と信頼の重みを感じました。黒ラベルやエビスなど各ブランドの明確なコンセプトには、消費者に寄り添う企業姿勢が表れており印象的でした。また、若者のアルコール離れや市場縮小、物流コストの上昇といった課題にも触れ、企業が変化にどう対応していくかの重要性を実感しました。マーケティングの現場で消費者の声を反映する視点の大切さも学ぶことができました。
- 貴重なお話を伺うことができました。女性としてキャリアを築くには多くの苦労と努力があった一方で、周囲の支えや家族の存在が大きな力となっていたことが印象的でした。単身赴任や女性として働き続ける難しさを乗り越え、前向きに挑戦し続ける姿勢から多くを学びました。自分の軸を持ちつつ環境に柔軟に適応し、信念と温かさを兼ね備えたリーダーを目指したいです。
- 多くの経験を積み重ね、代表取締役社長という立場に就かれていることに強い説得力を感じました。転勤など人生をかけた働き方からも、会社への熱意が伝わってきました。また、サッポロの事業内容やビール以外の取り扱い商品についても知ることができ、不動産事業にまで展開していることには驚きがあり、学びの多い講義でした。
2025.6.4 株式会社JR東日本パーソネルサービス
6月4日に行われた第8回の授業では、株式会社JR東日本パーソネルサービスより現役の社員の方をゲスト講師としてお招きし、働く女性としてのキャリアやライフイベントとの両立、難しいことを乗り越えた先に得た経験や働くことの楽しさなどについて、ご講話いただきました。
講師の方は、実際の業務経験やライフステージの変化を交えながら、リアルな職場環境での学びと成長、そして働きがいについて語ってくださいました。学生たちは、将来の働き方を考える上でのヒントや、自己イメージとしてのキャリアを見つめ直す貴重な機会を得ることができました。
受講した学生の感想
- 「やらない後悔よりやる後悔」という言葉が心に残りました。資格取得の話からは、自分のためだけでなく恩返しにもつながると感じました。苦手を無理に克服するのではなく、向き合いながら目標を持ち、今できることに挑戦していきたいと思います。
- JEPSについて詳しく知り、女性の活躍や博物館運営など、多方面での活動に驚きました。育児の話では、タイムマネジメントやアンガーマネジメントの大切さを実感し、「今、何をすれば助かるか」と考える姿勢が良い関係を築くと学びました。また、スポーツメンタルトレーナーとして子どもの可能性を信じ支える姿に感動しました。今回の学びを糧に、自分らしい未来を築いていきたいです。
- 「〜ねばならない」ではなく「だったらいいな」で考えることや、「自分の人生を自分で楽しむ」という言葉が心に残りました。育児で培った力が職場でも活きること、パートナーや地域との協力の大切さにも共感しました。不安もやがて自分のライフワークにつながると信じ、前向きに進んでいきたいです。