GW明けの5月11日、十文字学園女子大学の総合ゼミ『国際目線でweb制作』で横浜、鎌倉の取材旅行をした。特に横浜港に近い「日本新聞博物館」の展示は興味深く、新聞発行の歴史はもちろん、戦前戦後を通し過去の新聞に掲載された大事件の記事、広告の移り変わり、印刷技術の進歩などを分かりやすく学ぶことができた。その後、鎌倉に移動し、大仏や鶴岡八幡宮を見学し、日本の文化に触れた。
(コウ ユ)

新聞印刷用の輪転機の前で
日本新聞博物館
見る・触れる・体験する…
新聞のことなら何でも分かる
意外性いっぱい、夢いっぱいの博物館。
•1F 私たちを最後に迎えた巨大な輪転機は当館のシンボルモニュメント。流れる電光ニュースが世界の「今」を伝えます。
•2F 多彩なテーマで新聞を語る常設展示では、新聞、ジャーナリズムの世界を多角的なテーマで紹介する展示会も催されます。
•3F 「時代を映す鏡」としての新聞の歴史を一望し、江戸時代末期から現代までを6つの時代に区切り、日本の新聞が歩んできた道のりをたどっています。貴重な実物の資料をはじめ、映像、複製資料、復元模型などを組み合わせた展示で、それぞれの時代の新聞の機能と役割が理解できました。
~笹本恒子 100歳展~
「カメラを手にして75年。今も撮影や執筆をしており、もっと時間が欲しいと思いながら日々過ごしています」
とのコメントが心に響きました。
笹本恒子氏は、日本最初の女性報道写真家と言われ、現在も精力的に取材・執筆活動を続けています。
彼女の活動は各種メディアにも取り上げられ、報道分野はもとよりそのライフスタイルにも注目が集まっています。
彼女の写真を見た時には,その時代を強く感じさせるものがありました。彼女はたくさん人
物の写真を撮りました。俳優、政治家、作家、画家などの有名人ですが、彼女の写真の中では、偉い人も素顔をみせました。
初夏の風 私を運ぶ 鎌倉へ
(トウ セツバイ)

シーバスに乗り、潮風を受けて
シーバスに乗って
今回ずっと気になっていたことは横浜でシーバスに乗ることだ。シーバス乗組員は私たちと何十メートルも離れているのに、挨拶のジェスチャーをしてくれた。そんな細かい所まで気がつくとは、びっくりした。先日学校の友人が山に登った時も、行ったり来たりする人から挨拶を受けたそうだ。なぜそうするのだろうか?大学に戻って先生から「顔見知りになれば、道に迷った時に探しやすいからね」という話を聞いた。日本の人はそういうところが面白いと思った。
夏朝日 きらきら揺れる 国旗だよ
(チョウ マンカ)
初めての取材旅行
バスで横浜に着いた後、シーバスに乗って、山下公園を散歩しました。そこでマリンタワーを見ました。それは50年以上の歴史があるそうです。また日本新聞博物館を見学しました。
笹本恒子さんという100歳の報道写真家の足跡を見て、感動しました。
博物館の中は昔の日本に戻ったようで、歴史の魅力はすごいと思いました。
そのあとは鎌倉でごはんを食べて、鎌倉大仏を見学しました。友達と大仏の胎内に入った後、日本の硬貨がいっぱい置いてあったので、私も10円玉一枚をそこに置きました。日本の地に自分の足跡を残した感じでした。一日いろいろな所に行って、最後は疲れましたが、楽しかったです。
一生を カメラに捧げ 煌めいた
(テンガク)
海を見てウキウキ
横浜の海を見たとたん、みんな、ウキウキした気分になりました。さっそく、先生が買った乗船券を持って、「海の旅」を始めました。船は飛ぶように進んで、潮風が頬をかすめ、海の波が体に飛び散って、はればれした気分になります。遠くの高層建築や観覧車そして客船などが、きれいな海の波に互いに照り映えていて、自分の気持ちをおおらかにしてくれました。本当に忘れられない景色でした。
災逃れ 今夏も坐する 大仏殿
(ヨウ リュウ)

はつ夏に 健康によく お麩料理
大仏の胎内に入る
印象が一番強かったのはやはり有名な鎌倉大仏でした。さすが古都鎌倉ならではのシンボルとあって、観光客でいっぱいでした。こんな大きい仏像は初めて見ました。20円で入ることできた仏像の胎内の壁のくぼみには、500円玉や100円玉や10円玉があちこちに置いてあり、観光客が自分と周囲の幸せを願っているように感じました。言うまでもなく、たくさん写真を撮りました。楽しみながら勉強になり、よかったと思います。
薄暑来て 大仏そびえ 古都らしく
(カク トウトウ)
鎌倉大仏をみて
今回、鎌倉大仏を拝観して、たいへん感心しました。鎌倉大仏を見ると、中国の「仏教」を思い出しました。「仏像」は見物の対象でも風景でもないと思います。「大仏」の影響力に深く感動しました。この点こそ、国内外からの多くの観光客を引きつけている理由だと思います。この大仏は「慶派」の作風と宋の時代の中国の仏師達からの影響を併せ持っているそうです。まるで中国の「如来仏」のようで、神聖で荘厳です。何千何万の善男善女が、大仏の加護を祈りました。私も大仏が私の願いを叶えてくださるのを信じてお祈りをしました。
新緑に みなを見守る 大仏殿
(フ キョウキョウ)
小町通り
私が、鎌倉に行ったのは、高校2年生の遠足の時でした。
今も印象に残っているのは、小町通りの散策です。小町通りにあるお店は、食べ物を売っている古風な雰囲気がありました。若者も楽しめるご当地キティやジブリのグッズを売っているところもあるのです。
また鎌倉に行く機会があれば、お寺や鶴岡八幡宮やおしゃれなレストランだけでなく、小町通りにも行きたいです。
五月には 藤の花咲く 古都の街
(石黒恵)