私たちは七夕祭りのために短冊にお願いを書きました。7月3日にそれを7号館の入口にあるササに飾りました。
皆さんの願いがかないますように。
(トウ セツバイ)

浴衣を着て短冊を結ぶ
夏のバレンタインデー
そろそろ七夕祭りが来ます。中国の七夕祭りはバレンタインデーのような節句の日です。今年は以前と違って、私は日本で交換留学生として過ごしているから、恋人と一年間会えなくなってしまいます。七夕が近づくからこそ、彼のことが一層懐かしくなって、会いたい気持ちも一層強くなってしまいます。だから、この二つの俳句を作って、会いたい気持ちを表すことにしました。
七夕や 短冊結ぶ あなたとも
彦星に カササギの橋 影ふたり
(カク トウトウ)
中国と日本の七夕
梅雨空とともに七夕の日を迎えました。駅でも学校でも願い事を書いた短冊が笹に飾ってあります。学校では毎年、七夕パーティーをします。みんな浴衣を着て、話したり、お菓子を食べたりします。写真も撮ります。
中国では七夕祭は旧暦で行います。男性と女性はデートをします。映画を見に行ったり、レストランで食事をしたりします。
七夕は昔から伝統的な祭日です。今、日本の七夕は旧暦ではなく、新暦で祝います。日本人は願い事を短冊に書いて笹に結びます。
花香り 恋の七夕 夢のよう
(リュウヒョウケイコ)
日本の七夕
七夕は中国では非常に幸せな日です。彦星と織姫の愛から七夕の物語が作られました。私も子供の頃おばあさんから二人の物語を聞きました。その日の夜、家族と一緒にお菓子を食べながら彦星と織姫の内緒話を聞いたそうです。今年は初めて日本で七夕を迎えました。以前から日本の七夕は花火大会があり、浴衣を着た女の子が歩くという町の風景があると聞いています。とても楽しみにしています。
七夕に 葡萄棚下 秘密聞く
(チョウマンカ)

私たちの七夕作品
星空と梅酒
七夕当日の夏の夜に家にいて、一人で、梅酒を飲みながら、窓の外を見ていていた時、自分が飲んでいたグラスに映っていたのは、綺麗な一つの星でした。自分は、それを見ながら、梅酒だけでなく、夜空に輝く星を楽しんで見ている場面です。特に、“梅酒グラスに 星一つ”の部分は、自分が飲んでいるグラスに映った綺麗な一つの星を見つけて、感激している時の自分の心情を表してみました。
夏の夜 梅酒グラスに 星一つ
(石黒恵)

カフェテリア前にある笹の葉
七夕の願い
七夕といえば、彦星と織姫の物語を思い出します。一年に一度会える日のため、織姫は毎日一生懸命に機を織りました。それは愛の力です。それで、人間の色々な願いをこの特別な日に載せます。願いが書かれた短冊を笹の枝に掛けて、七夕の夜、枝を河に置いて、不運も水とともに流れていくようにと祈ります。きれいな少女は幸せな愛情を期待して、学生たちは学業の進歩を願って、企業家は事業の成功を祈って、なんと美しい夏の夜でしょう。
織姫に 願いをかける 夏の夜
(ヨウリュウ)
七夕の願い
子供のころからよく家族と一緒に出かけました。いつもお母さんとお父さんの顔を見上げながら歩き、とても幸せを感じました。ですから、幸せな家族を作ろうと思ってきました。今結婚
していて、主人も優しくしてくれて、とても幸せですが、もっと幸せになるため、子供もほしく、
また3人の幸せな家族を作りたいと願っています。
七夕に 夫と子供の 幸祈る
(テンガク)
七夕の意義
「七夕」の物語は、いつも美しい感覚を恋人に与えます。でも、私には「七夕」の物語でも、節句でも、悲しいものです。恋人たちを離れさせるのは一番まずいことだと思います。織姫が織った織物がまるで女性の細く長い想いのようで、天の川のほとりでまるで二人の恋人が互いを懐かしいんでいるかのように思えます。だから、織姫と彦星は自分を犠牲にして、「七夕」の日を作りました。私にはデートの日と言うより、愛を大切にしなければならないという警告の日に思えてなりません。
織物が 織姫の思い 絡み付く
(フキョウキョウ)