3年演習T・U




【ねらい】

 情報通信技術の発展に伴い、社会は急速に変化している。ネットワーク技術を活用した新しい情報システムが次々と開発され、ビジネスや教育など幅広い分野でそれらを使った活動がなされており、私たちの生活の中に情報技術が浸透してきている。このような情報技術の進展と普及は、人間社会に利便性を与えると同時にマイナスの影響をもたらす危険性も持っている。このような情報社会の中で豊かな生活を実現するために、(1) 事例や動向を調査して情報システムの役割や情報技術の人間・社会への影響について考えるとともに、(2) 情報システムの開発および利用に必要な基礎的な知識と情報技術の習得をめざす。 演習Tでは(1)に、演習Uでは(2)に重点をおいて取り組む。



【内容】

<演習T>
 情報技術が私たちの生活、教育、ビジネス分野などでどのように活用されているのか、人間や社会にどのような影響を与えているのか、どのような研究がなされているのか、を文献やインターネットなどを利用して調べ、それらの問題点を整理し、発表しあう。講義形式ではなく、プレゼンテーションを行う機会を多くすることにより、話し方の技術、わかりやすい資料の作成方法や表現方法などの発表技術を学び、自分の考えを他人に的確に伝える力を身につける。  1.コンピュータ関連雑誌の記事紹介  2.研究論文の紹介

<演習U>
 興味あるツールや言語を選択してグループに分かれ、それらの使い方を習得してコンテンツを制作する。  1.コンテンツ制作のために必要な知識と技術(プログラミングや各種ツールの使い方)を習得する。  2.学習したツールなどの使い方を文書化して,お互いに説明しあう。  3.コンテンツを制作する。




4年卒業研究




【ねらい】

 自ら特定の研究テーマを設定し、3年次までに習得した知識・技術をもとに主体的に研究に取り組み、最終的な成果として卒業研究にまとめる。



【内容】

 3年次の演習T・Uを通して興味関心を持った分野について、アプリケーションソフト利用によるコンテンツの制作やプログラミングによるシステム開発を中心とした研究と資料・文献などの調査を主とした研究のいずれかを選択する。3年次終了時に仮テーマを決定する。  4年前期は、それに関連する情報収集を行ない、コンテンツやシステムの設計、研究テーマおよび目的・方法を明確にし、研究を進められる準備をする。  4年後期は、それぞれの計画に従って研究を進め、最終的な研究を仕上げる。 最終的な成果物として、調査を主とした研究の場合は研究論文を、開発を主とした研究の場合はコンテンツ(プログラム)と小論文を仕上げて提出する。  各自研究テーマが異なるので、定期的に打ち合わせを行ない,進捗状況などを報告する。