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土井 善晴 副学長就任のお知らせ


十文字学園女子大学(以下本学)では、11月1日付けで、本学特別招聘教授の料理研究家土井善晴氏(2022年度文化庁長官表彰受賞(67))が副学長(人を良く 担当)に就任しました。
「食という字は人を良くすると書く」という説が広く知られています。正しくは、食の字は食器に盛った食物(皀)に、蓋(亼)をした様子を示し、食物や食事を表すようです。しかし、食には確かに、からだと心を健やかに、人と人の和をつよめ、「人を良く」する働きがあります。
 担当の「人を良く」から、土井教授の専門の「食」を連想する人は多いと思います。一方、本学は、「身をきたへ 心きたへて 世の中に 立ちてかひある 人と生きなむ」を建学の精神として謳っています。
世の中に立ちて甲斐(かい)(交(か)ひ(い):人々との交流・社会貢献)あるは、社会の一員として「人を良く」生きることの尊さを示しています。
土井教授の教育・研究対象は「食」のなかでもとくに「家庭料理」です。つまり食の原点となる無償の料理。料理が人間らしさをつくるのです。自然と人間の物質代謝を媒介する料理は、家族という最小単位の社会で育まれ、現代の文明社会ともまっすぐつながります。
土井教授の料理から人間を考える「家庭料理」に関する豊かな知見また人と人の和の中で磨いてきた「人を良く」の力を副学長として生かして下さるよう願っています。学生・教職員そして組織体・人間関係における「人を良く」に幅広く活躍し、次世代の人材を教え育みまた本学の「総合知」向上に貢献してもらうことを期待しています。

◆土井 善晴 副学長 プロフィール (1957年)67歳

十文字学園女子大学副学長
東京大学先端研客員研究員
学習院女子大学講師
甲子園大学客員研究員

スイス・フランスでフランス料理。
味吉兆(大阪)で料理修行。
1992年おいしいもの研究所設立。
料理研究家として、人が生きていくうえで最も大切な食事として、お料理とはなにか・人間はなんで料理するのか・人間とはなにか を考える
「食事学」・「料理学」を広く指導。和食の観念から「一汁一菜」を提唱

2022年度文化庁長官表彰

土井善晴文化庁功績概要
「日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分」との提案により、多忙な現代人であっても気軽に日本の食文化の豊かさや楽しみに触れられるきっかけを作ったこと及び国外での交流活動等を通じて、我が国の食文化の振興・発信に多大な貢献をした。

主な著書

「一汁一菜でよいという提案」新潮社文庫
「一汁一菜でよいと至るまで」新潮社
「料理と利他」中島岳志・土井善晴共著 ミシマ社
「ええかげん論」中島岳志・土井善晴共著 ミシマ社
「暮らしのための料理学」NHK出版
「おいしいもののまわり」グラフィック社
「おいしいもんには理由がある」ウェッジブックス
「味つけはせんでええんです」ミシマ社 など
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我が家で和食 全100巻 ディアゴスティーニ
おかずのクッキング(テキスト)全238巻 テレビ朝日出版
など
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