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コントロールの錯覚illusion of control

すべては私の思うがまま

たとえば…
私がスポーツの試合をテレビで観戦するときには必ず応援しているチームが勝っている。今晩は絶対に負けられない試合があるので、早く帰宅して観戦しようと思う。

考えてみよう

あなたは、抽選で1万円が当たる100円のくじを1枚購入することにしました。ふつうは、販売者がくじを無作為に選んで手渡すだけですが、希望すれば、自分で購入するくじを選ぶこともできるといいます。あなたならどうしますか。

  • 販売者から手渡されたくじをそのまま購入する
  • 購入するくじを自分で選ぶ

解説

くじが当選するか否かは偶然によって決まる出来事なので、自分でくじを選ぼうが他人がくじを選ぼうが当選確率は変わりません。しかし、くじを自分で選択できる機会が与えられると、当選確率が上がったという錯覚を持ちやすいことが知られています。このように、実際にはコントロールできていないことであっても、あたかもコントロールできているかのように感じてしまうことを、コントロールの錯覚といいます。くじのほかにも、観戦しているスポーツの勝敗、天気、恋人の気持ちなど、さまざまなものに対して、私たちはコントロールの錯覚を抱いています。

【参考文献】
Langer, E. (1975). The illusion of control. Journal of Personality and Social Psychology, 32, 311-328.

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