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コンセプトメイキングってなに?「捨てるはずだった素材が大変身!SDGs時代の”アップサイクル”コスメとは?」


株式会社プティレアージュ 代表取締役
鈴木 美保子 様

2024.11.1 Fri.          
「ビジネスプロジェクト」

株式会社プティレアージュ
代表取締役 鈴木 美保子(すずき みほこ)様

 社会情報デザイン学科の「ビジネスプロジェクト」の講義に、株式会社プティレアージュの鈴木 美保子(すずき みほこ)氏をお迎えし、コンセプトメイキングってなに?「捨てるはずだった素材が大変身!SDGs時代の”アップサイクル”コスメとは?」をテーマに講義を実施した。
ヤスダヨーグルトの「ホエイ」が化粧品に
 新潟の特産品として知られるヤスダヨーグルト。その中でも特にアミノ酸や美肌成分が豊富な「プレミアムホエイ」に着目し、株式会社プティレアージュは化粧品として製品化を実現した。同社は、搾りたての生乳を低温殺菌する独自の技術で、美肌成分を最大限に活用することに成功。肌悩みに応える高機能な製品を生み出している。

コンセプトメイキングの重要性
 講義では、製品やサービス開発における「コンセプト」の重要性が強調された。コンセプトは、製品の中心的な価値を明確にし、顧客の課題解決やブランド価値の向上に寄与するものだ。鈴木氏は、成功するコンセプトの条件として以下の4点を挙げた。
  1.顧客目線:顧客のニーズを深く理解し、解決策を提示すること。
  2.独自性:競合との差別化を図り、ユニークな存在感を示すこと。
  3.スケーラビリティ:将来的な拡張性を持つこと。
  4.シンプルさ:分かりやすく簡潔であること。

鈴木氏は、「コンセプトメイキングはセンスや才能だけではなく、日頃から言葉を拾い集めることで誰にでも可能」とし、アイデアを試すことの重要性を訴えた。

講師とのディスカッションの様子

受講者からは活発な意見が飛び交いました

廃棄物を活用するアップサイクルコスメの事例
 講義では、現代のアップサイクルコスメの成功事例も紹介された。セネガル産のフェアトレードオイル、あんぽ柿の皮を利用したスキンケア製品、コーヒーカスを原料としたハンドクリームなど、廃棄物を活用した化粧品が注目されている。 化粧品業界では年間約2万トンもの製品が廃棄されているといい、持続可能な製品開発が業界全体での喫緊の課題となっている。
ヨーグルト試食で理解深める
 講義では、実際にヤスダヨーグルトが振る舞われ、原材料の魅力を味わいながら学びを深める場面もあった。受講者からは「理論だけでなく、実際に素材に触れることで理解が深まった」と好評だった。
今回の講義は、SDGs時代におけるビジネスの可能性を再認識させるとともに、今後の製品開発に役立つ貴重な示唆を与えるものとなった。

株式会社プティレアージュ 公式ホームページ 
https://www.petit-lait.co.jp/

振る舞われた「ヤスダヨーグルト」


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