6月21日(土)に「楽しい学校づくり 〜認知行動療法アプローチを活用した取り組み〜」を開催しました
6月21日(土)、十文字学園女子大学にて近年、全国的に不登校の児童生徒が増加傾向にある中、「誰もが行きたくなる楽しい学校」を目指した教育現場での実践と支援の最前線を紹介するイベントを開催いたしました。
今回のイベントでは、全米・イリノイ州認定スクールサイコロジスト・ピアッツァなつきさんの指導のもと、認知行動療法のアプローチを活用した新座市立新堀小学校の実践事例が紹介されました。
児童一人ひとりの心に寄り添いながら、安心して過ごせる環境づくりを進めることで、学校への参加意欲が高まる様子が報告されました。
今回のイベントでは、全米・イリノイ州認定スクールサイコロジスト・ピアッツァなつきさんの指導のもと、認知行動療法のアプローチを活用した新座市立新堀小学校の実践事例が紹介されました。
児童一人ひとりの心に寄り添いながら、安心して過ごせる環境づくりを進めることで、学校への参加意欲が高まる様子が報告されました。
さらに、十文字学園女子大学内に設置された教育支援ルーム「とことこぷらすのへや」の活動も紹介されました。この活動では、不登校や学校生活に不安を抱える子どもたちへの個別支援を行っており、新座市における不登校支援の拠点として期待されています。
イベントの後半には、参加者同士が意見交換を行う交流会も実施され、教育関係者、学生、地域住民が垣根を越えてつながる貴重な機会となりました。
イベントの後半には、参加者同士が意見交換を行う交流会も実施され、教育関係者、学生、地域住民が垣根を越えてつながる貴重な機会となりました。
参加学生の感想
- 今回の講演を通して、新堀小学校の多様で先進的な取り組みに大きな驚きと学びがありました。特に印象的だったのは、児童の声を受けて学校裏の荒地を整備し、地域の方や教員と協力してビオトープとして復活させ、畑を作っていたことです。こうした活動から、子供の思いを大切にしながら、地域と連携して学びを深める姿勢の重要性を感じました。また、保護者だけでなく地域の方々とのつながりを積極的に築いている点や、近隣のインターナショナルスクールとの交換留学を通してグローバルな視野を育んでいる点にも驚きました。自分の目指す教員像を改めて考えるきっかけとなりました。(児童教育学科4年生)
- 今回の講演から、不登校の児童への対応には段階があり、すぐに解決を求めるのではなく、まずは信頼関係を築くことが大切だと学びました。新堀小の取り組みでは、児童一人で抱え込まず、専門家の力を借りたり、チーム学校として連携したりしながら支援している姿勢が印象的でした。児童自身と教師がともに課題に向き合い、少しずつ歩んでいくことが、真の解決につながるのだと感じました。(児童教育学科4年生)
- 今回、「楽しい学校づくり〜認知行動療法アプローチを活用した取組〜」の講演会を受け、学校はチームとして動き、地域や保護者との連携や交流を大切にすることで子どもたちがさまざまなことに挑戦できるようになり、子どもたちの活動の幅、可能性の幅を広げられるようにするべきだと思いました。また、教育的ニーズのある子どもには、学校全体で共通理解を図り、子どもを安心させるため、気持ちの共感・受け入れを行うことが大切だということを学びました。私は小学校教諭を目指しているので、教育実習や実際の現場で活かしていきたいと思いました。(児童教育学科3年生)