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アジアの栄養・食文化研究所について

I.十文字学園女子大学のホームページを通して日本の栄養・食文化・健康の情報を日本語と英語で発信

 日本は第二次世界大戦後の貧しい時代から豊かな時代を経験してきた。その過程では、低栄養から過剰栄養を経験した。例えば、1975年までの死因の第一位は脳卒中であった。その主原因の一つが血清コレステロール値が低いために脳血管が弱かったこと、単調な食事をおいしく食べるために多量の食塩を摂取したことであった。一方、高い血清コレステロール値でおこる脳卒中は、欧米や現在の日本でよくみられるものである。アジアおよび世界の貧しい人たちの間で起こる脳卒中は、前者が多いが、日本からの情報が少ないために、欧米からの情報をもとにした対策が中心となっている。
 また、日本の学校給食は戦後すぐに開始され、基本的には各学校に栄養教諭・栄養職員が配置されており、各学校で独自のメニューが提供されている。最近では、食育基本法の成立もあり、学校給食は単に栄養素を供給するだけでなく、食文化、伝統食などを学ぶ上に、食物の生産、流通、健康に及ぼす影響までを伝える生きた教材となっており、そのことはまた食物を通じた人間関係、食の大切さなどを認識する機会ともなっている。このような貴重な情報を、諸外国の人たちはほとんど知らないことは残念なことである。

その他の課題

  1. 日本人の食生活は欧米化されたか?
  2. 米はよい食品化、悪い食品か? 米は糖尿病の原因となりやすいか?
  3. 世界的にみて豊かになるとほとんどの国では脂肪の摂取量が増えるが、日本では増えなかった。その秘密は?
  4. 日本人のガンや心臓病は増えているように見えるが、食事が原因とは言えない。高齢者人口の増加のほうが原因としては大きい。

II.東アジア諸国を中心とする学生・研究者との学術交流を活性化

 日本は、アジアや世界との協力関係を抜きに存続することは不可能である。そのような中で、特にアジアの人々との学術交流や留学生の招聘は重要である。研究所では、東アジア諸国の栄養学教育機関と連携しての教育・研究活動を活発に行っていく。

III.日本の管理栄養士他が現場研究を中心とした情報発信ができるように英語論文作成支援

 I.の情報発信力が不足している主原因は、管理栄養士の国際論文が少ないためである。管理栄養士の現場における研究は、当然人を対象にするものだるが、ラットなどの動物に比べて異なることは、各個人の遺伝的な要因、ライフスタイル、環境など多くの異なる要因があることである。そのような人を対象として研究においては、対象者の必要な数、選び方、研究方法、データの処理方法などが複雑となる。しかし、大部分の教育現場では、そのような研究指導が不十分であるために、彼らが論文を作成する能力は不足している。研究所を中心として最近出版された本には、現場研究の進め方をできるだけわかりやすくしたものである。また、英語論文を作るにあたっては我が国で唯一の栄養学英和辞典を作成した。

学科紹介