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社会情報デザイン学部

【授業レポート】専門科目「株式会社運営入門」


社会情報デザイン学科の専門科目「株式会社運営入門」では、会社の基本的な仕組みや成り立ちについて学んだうえで、実際に企業経営を経験された外部講師による講演を実施。「会社」を従業員として働く場としてだけでなく、経営や運営の視点から多角的に捉え、将来のキャリア形成につなげていくことを目的としています。

5月13日講義 医療法人 慈圭会 八反丸リハビリテーション病院 理事長 八反丸 哲史様

5月13日の講義では、医療法人 慈圭会 八反丸リハビリテーション病院 理事長の八反丸 哲史様を講師にお迎えし、「経営とは正解のない意思決定の連続」をテーマにご講演いただきました。

八反丸氏は、民間企業でのキャリアを経て、鹿児島県にある創業80年のリハビリテーション医療に特化した医療法人の経営に携わっており、現場経験を踏まえた実践的なお話をしてくださいました。

講演では、“みんなの「嬉しい」「良かった」を追い求めます。”というミッションのもと、「患者・職員・地域のみんなを惹きつける病院を目指す」というビジョンを掲げた「理念経営」についてご紹介いただきました。特に、病院へ入職後に取り組まれた組織改革については、「ES(従業員満足)なくしてCS(顧客満足)なし」という考えを軸に、職員一人ひとりの自律性を大切にしたエンパワーメント組織への変革を進めてきた過程を、具体的なエピソードとともにお話しいただきました。

また、組織づくりにおける数々のトライ&エラーや、経営者としての意思決定の難しさについても率直に語られ、学生たちは、経営においては「人」と「組織」が何より重要であることを学ぶ貴重な機会となりました。

講演の最後には、「『経営とは、人そのもの。』だから難しく、だから面白い。だから、人と組織の可能性を信じ続けたい。」という八反丸氏の信念が紹介されました。リアリティあふれる経験談を通して、学生たちは経営の本質や、人を大切にする組織づくりについて理解を深めることができました。

学生の感想

・会社や組織を運営する上で「働く人が安心して働ける環境」を作ることの大切さを感じた。今回の講義を通して、経営は利益だけではなく、働く人の満足度や心理的安全性を高めることも大切なのだと学んだ。私も将来働く際には、働きやすい環境づくりやコミュニケーションを大切にしたいと感じた。

・人に寄り添うことを大切にされている姿勢であった。また「覚悟が大事」という言葉が非常に響いた。
解決策を出したり行動したりすること自体は比較的容易であるが、本質を理解せずに動いてしまうことは自分自身もよく経験することである。人を大事にしたいという軸がありながらも、忙しさや数字を追うあまり対話よりも解決策の提示を優先してしまう矛盾が生じることがある。だからこそ行動の前に理念や未来のあるべき姿を深く掘り下げることが重要だと強く感じた。

・覚悟を持って行動することや失敗を恐れない姿勢は自分の中にあるが、それはこれまでの経験があってこそであり、誰もが同じではないと気づいた。だからこそ相手の立場に共感することがリーダーとして不可欠であると感じ、キャリアを選択する上でも人への共感を軸に置いていきたいと考えた。今回のお話を通じて、理念を行動の根拠に据えることの大切さを改めて実感した。

・会社を大きく、存続させていくために利益優先で、従業員の方たちは二の次だと勝手に思っていたが、すごく大事にされていて、そのような会社に人が多く集まり、そういった企業が長く続いていくのだと思った。働くうえで一番大事なのは人間関係と働く環境だと私は考えているので、自分の軸を大切に、成長し続けられる会社を見つけたい。
医療法人 慈圭会 八反丸リハビリテーション病院
https://hattanmaru.jp/

4月29日講義 株式会社東京アドデザイナース 前社長 篠原茂樹様

4月29日(水)の講義では、株式会社東京アドデザイナース 前社長 篠原茂樹様にご登壇いただきました。
篠原様は、コピーライターとしてキャリアをスタートし、管理職、役員、社長へと経験を重ねてこられました。当日は、実務経験に基づいたリアルなお話を交えながら、企業経営における考え方や組織運営、経営者として大切にしてきた価値観などについてお話いただきました。

また、会社には社員だけでなく、株主や取引先など多様な立場の人々が関わっていることや、それぞれの役割についても学び、学生たちは会社をより身近で主体的に関わる存在として捉える機会となりました。さらに、クリエイティブ業界における女性社員の活躍についても紹介いただき、多様な働き方やキャリアの可能性について理解を深めました。

今回の講義を通して、学生たちは将来のキャリア選択における視野を広げるとともに、「働く」だけではなく、「つくる」「運営する」という新たな視点についても理解を深める貴重な機会となりました。

学生の感想

・立場が変わるごとに責任の重さが増し、それでも前向きに選択し続けてきた姿勢が最も印象に残った。辛い局面でもメンタルを保ち、ポジティブに判断し続けることの難しさとその大切さを改めて実感した。

・経営者の視点として特に感じたのは、人の良い部分を積極的に見つけようとする姿勢だ。「この人のここが好き」と探し続けることが周囲との信頼関係の土台になり、それが組織を動かす力につながるのだと考えた。
東京アドデザイナース
https://www.tokyoad.co.jp/

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