総合科目「経営者と考える未来の会社と働き方」レポート
総合科目「経営者と考える未来の会社と働き方」では、企業経営者を招き、学生が能動的に社会や企業のリアルを学ぶ授業を行っています。
平山建設株式会社 平山秀樹代表取締役社長

9月22日からの授業では、成田市に本社を置く平山建設株式会社の平山秀樹代表取締役社長をお迎えし、「氷山モデル」を用いながら「インサイド・アウト(内から外へ)」の考え方についてご講義いただきました。学生は、自身のキャリアに対する不安や期待を整理し、「できごと」「パターン」「メンタルモデル」を掘り下げるワークに取り組みました。その後、チームごとに「小さな一歩宣言」として発表資料を作成し、発表を行いました。自分の内面に向き合い、小さな行動変化から未来を切り開く意識を高める貴重な機会となりました。
【参加学生の感想】
- 自分以外の、今感じている不安や悩みなどを共有することで、一人では思いつかなかった解決策や捉え方を学ぶ事ができた。一人で全て考えるのではなく、自分以外の意見を取り入れるというのは、問題を解決したり不安を少しでも取り除いたりするのに最適だと思った。今回共有できたことで、自分の将来像や不安の解消に少しずつ繋がっていくように感じた。
- 授業を通して、就職活動に関する悩みを整理し、解決の方向性を見いだすことができた。自己分析や企業研究の重要性を改めて確認することで、今後どのように準備を進めるべきか具体的に考えることができた点は大きな成果である。また、同じ悩みを抱える仲間の意見や体験を共有することで、自分一人では気づけなかった視点を得ることができた。さらに、講義内容を通じて自分の強みや課題を客観的に把握できたことが、前向きに就職活動へ取り組む自信につながった。


平山建設株式会社
https://hirayama.com/
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株式会社リノメタル 荒金賢治代表取締役社長 竹下(荒金)知代美取締役

10月20日からの授業では、八潮市に本社を置く株式会社リノメタルの荒金賢治代表取締役社長、取締役 組織開発・人事統括責任者 竹下(荒金)知代美様をお迎えしました。初回は「会話の中で否定語を使わず、まずは“yes”と肯定する」ことをテーマに、前向きなコミュニケーションの大切さを学びました。2回目はフラフープを使ったチームで取り組むワークに取り組み、「できないと思うより、できると思うことが成功の鍵である」と体感的に理解。3回目は「他人と比べず、自分自身を100点とする」グループワークを行いました。学生たちは、自己肯定感や前向きな姿勢の重要性を実感し、ポジティブな思考が行動を変えることを学びました。
【参加学生の感想】
- 私はこの授業が始まる際にも自身が好きなことを仕事にすることについて考えた。私は好きなことを仕事として行うことで嫌いになりたくないと考えてしまう傾向にあるため、「仕事」にすることへの抵抗があった。3日間のワークは肯定的に物事を捉え自分だけでなく他者にも寛容に好きなところを見つけ自覚するものが多かった。相手の意見を聞き良いところを自分自身の良さに繋げていけるよう意識しようと感じる。仕事を好きなことと捉えられるように良い側面を積極的にキャッチできる力を身につけていきたい。
- これまでは、自分の「好きなこと」や「良いところ」を考えてもなかなか思いつかないことが多かったが、今日の最後のワークではいくつか挙げることができ、この授業を通して自分自身の成長を実感した。元気なときは、竹下さんのように「どうしたらできるか」「自分ならできる」と前向きに物事を捉えることが、日常の中でも比較的できている方だと思う。一方で、私は自分の考えを言葉にすることがあまり得意ではなく、感覚的に物事を捉えることが多い。そのため、授業中に自分が普段から実践している思考の癖を、竹下さんが言語化してくださったときには、とても嬉しい気持ちになった。3回の授業を通して、これまで以上にこの思考の癖を磨いていきたいと強く感じた。


株式会社リノメタル
http://rinometal.com/
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ニーズシェア株式会社 道下秀世代表取締役
11月17日から12月8日の授業では、IT企業・ニーズシェア株式会社の道下秀世代表取締役と社員の方々をお迎えし、創業社長から直接、「起業の原点」に関するお話をうかがうとともに、実際の経営課題「女性社員が半数近く占め、いきいきと働く会社には何が必要か」に取り組みました。
学生たちは、道下社長や人事担当者、若手社員の皆様から、実際の職場での取り組みについてお話をうかがいながら、アイデア創出ツールであるマンダラートを用いて、働きやすい組織の要素を整理しながらグループワークを進めました。
授業の最後には、各グループが作成したマンダラートを発表し、道下社長から直接フィードバックをいただき、「今までになかった気づきがあった」との評価もいただきました。学生は、女性がいきいきと働くための環境づくりを自分自身の将来と結びつけて考えることができ、仕事や働き方への理解が一層深まりました。
学生たちは、道下社長や人事担当者、若手社員の皆様から、実際の職場での取り組みについてお話をうかがいながら、アイデア創出ツールであるマンダラートを用いて、働きやすい組織の要素を整理しながらグループワークを進めました。
授業の最後には、各グループが作成したマンダラートを発表し、道下社長から直接フィードバックをいただき、「今までになかった気づきがあった」との評価もいただきました。学生は、女性がいきいきと働くための環境づくりを自分自身の将来と結びつけて考えることができ、仕事や働き方への理解が一層深まりました。
【参加学生の感想】
- 女性が働きやすい会社について、学生の視点と企業の視点の両面から考えることができました。ハラスメント対策や産休・育休の取得しやすさ、上司の雰囲気などが重要だという意見が多く、オフィス環境や身なりの自由といった“女性ならでは”の視点を出せました。これから就職活動が始まるので、今回の議論で出たポイントは会社選びの判断材料として活かしていきたいです。
- 仕事や働き方に求める理想を発表し、他グループの意見を聞くことで、自分の価値観を客観的に捉え直すよいきっかけになりました。『やりがい』『安定』『成長できる環境』『所得』など、人によって重視する点が異なることを知り、多様な視点に気づけたことが大きな収穫です。今後は、自分が大切にしたい条件を整理しながら、興味のある業界を幅広く調べ、自分に合った働き方を考えていきたいです。

ニーズシェア株式会社
https://www.needsshare.co.jp/
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KCJ GROUP 株式会社(キッザニア ジャパン) 専務執行役員 能勢幸次様
12月15日から1月19日の全4回の授業では、キッザニアを企画・運営するKCJ GROUP 株式会社の専務執行役員 能勢幸次様をお迎えしました。キッザニアの提供し続けてきた価値を理解したうえで、「キッザニアの40年後」をテーマに、社会や技術の変化によって働き方などにどのような変化が生じるのか、また時代が変わっても変わらずに残り続ける価値は何かについて、グループで議論を行いました。学生たちは、少子化やテクノロジーの進展などを踏まえながら、未来の社会における学びや仕事のあり方を検討し、長期的な視点で社会や企業経営、働き方を捉える重要性を学ぶ機会となりました。
【参加学生の感想】
- 各班の発表を聞き、現在の職業・社会体験施設という枠を超えた、新しい可能性が多く描かれていると感じました。オンライン上で職業体験できるブースを作るという意見や、人生を一周体験できる新たな施設という発想は、仕事だけでなく生き方そのものを考える場へと進化しているように思いました。将来は子どもだけでなく、大人も含めて多くの人が自分の人生を見つめ直す場になるのではないかと感じ、キッザニアの可能性の広がりを実感しました。
- 各班の発表をとおして、40年後の社会や働き方について多角的に考えることができました。他の班の視点に触れることで新たな気づきがあった一方、発表後の質疑応答では、自分たちでは想定できていなかった課題にも気づかされました。意見を受け止めて考え直すことで、より現実的で深い視点を持てたと感じています。今後もこのような議論をとおして、社会の変化を主体的に考えていきたいです。



KCJ GROUP 株式会社(キッザニア ジャパン)
https://www.kidzania.jp/
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科目全体をとおして…
この科目では現役経営者をお招きして、各社の存在意義、提供価値、それらを実現する経営や経営者の価値観などを学びました。そのうえで、未来の会社や働き方に関する具体的テーマを設定し、グループで議論・発表しました。さらに、期末レポートでは、科目からの学びや自分が将来どのような働き方・生き方をしていたいかを書いてもらいました。
企業経営が経営者の人生そのものであり、受講生は経営者の人生を追体験できたようです。また、グループワークでは、互いの異なる価値観や考え方を学び合うことができました。知識やスキルの修得も重要ですが、それ以上に、互いに学び合うことによって得られる、新たな気づきや、人としての成長が今後の人生に大きな違いをもたらします。すばらしい学びや成長体験があったようです。
企業経営が経営者の人生そのものであり、受講生は経営者の人生を追体験できたようです。また、グループワークでは、互いの異なる価値観や考え方を学び合うことができました。知識やスキルの修得も重要ですが、それ以上に、互いに学び合うことによって得られる、新たな気づきや、人としての成長が今後の人生に大きな違いをもたらします。すばらしい学びや成長体験があったようです。
受講生のレポート一部抜粋
- 働くことは単にお金を得るための手段ではなく、社会の中で役割を果たし、人と関わりながら自分自身も成長していく過程であることを学んだ。
- 経営者は今の自分では考えも及ばないほど大きな志と覚悟を持って行動されていることが伝わり、とてもすばらしいと感じた。
- 自分を人と比較してしまうのは仕方がないが、「人に勝ることよりも今日の自分を明日の自分が超えていくために、自分の好きなことや得意なことを見つけて、よりよく生きる」という考え方には大いに共感し感銘を受けた。
- 自分の中で一番大きな不安は就職活動だった。不安を書き出してこの不安が解消した未来の自分を思い浮かべると、今からできる小さな一歩が思い浮かんでくることを実感した。
- 仕事を選ぶうえで「やりがい」「人との関わり」「自分らしさ」を大切にしたい。人や社会に貢献しながら自分の成長を実感できる仕事に魅力を感じるようになった。
- 社会人になったら、変化を前向きに受け入れながら常に学ぶ姿勢を持ち、好奇心を忘れず、人や社会に貢献できる生き方をしたい。
- 今できることを探して行動に移せる人、失敗しても挑戦した自分を認め、そこから学びを得て次につなげていくことで、着実に成長していく自分でいたい。
- 自分が一番輝ける場所で、「また体験したい」と思っていただけるサービスや商品を提供できる、そんな大人に自分もなりたい。
- 自分たちがどのような心持ちを持つかによって未来が変わっていく。
科目担当:社会情報デザイン学科 瀬谷崎裕之 特任教授