【授業レポート】食物栄養学科「食育論」森永乳業様の特別講義「乳と酪農について」を実施しました
【食物栄養学科】森永乳業様の特別講義「乳と酪農について」を受講して
7月22日(水) 食物栄養学科の「食育論」の授業にて、森永乳業株式会社の今西様をお招きし、「乳と酪農について」をテーマとした特別講義が行われました。生産現場から食卓に届くまでの背景や、日本の酪農が抱える課題など、現場ならではのリアルなお話を伺うことができ、大変学びの多い時間となりました。

牛乳の秘密と、牛の生命力

講義の中で特に印象に残ったのは、「牛乳は牛の血液からできている」というお話でした。1kgの生乳を作るために、なんと約500リットルもの血液が牛の体内を循環しているそうです。普段何気なく飲んでいる牛乳ですが、牛の生命力を分けてもらっているのだとハッとさせられました。
また、牛は暑さに弱いため夏と冬で成分が変わることや、食べている牧草の違いによって生クリームの色が変わることなど、スライドを見ながら熱心にメモを取る学生の姿が多く見られました。
また、牛は暑さに弱いため夏と冬で成分が変わることや、食べている牧草の違いによって生クリームの色が変わることなど、スライドを見ながら熱心にメモを取る学生の姿が多く見られました。
手元に配られた「ロングライフ牛乳」
講義中、学生たちの机にはディズニーキャラクターがデザインされた「森永牛乳」が配られました。実はこれ、要冷蔵ではなく「常温で120日間」も保存ができるロングライフ牛乳です。無菌充填技術と特殊な紙容器のおかげで長期間の保存が可能になっており、災害時の備蓄(ローリングストック)にも適していると伺いました。食品ロス削減や防災の観点からも非常に興味深い技術です。


未来の管理栄養士へ託された思い
後半は、飼料価格の高騰や後継者不足により、日本の酪農家が激減しているという深刻な現状についてのお話でした。毎日生乳を全量買い取り、需要に合わせて製品を作り変える乳業メーカーの苦労も知ることができました。
「将来、皆さんが管理栄養士や栄養士としてレシピを考案する立場になった時、ぜひ牛乳・乳製品をメニューにたくさん取り入れてください。それが酪農家を応援することに繋がります。」
今西様からのこのメッセージは、食の専門家を目指す学生たちにとって、社会課題と自分の将来の仕事がどう結びつくのかを深く考えるきっかけになったと感じます。森永乳業様、本日は貴重なご講演を誠にありがとうございました。




