11月19日、十文字学園女子大学子ども向け公開講座「新聞と友達になろう~新聞スクラップにチャレンジ」(埼玉県まなびぃプロジェクト推進事業)が開催され、小学4年生から6年生18人が新聞と触れる授業を受けました。この講座は本学主催の公開講座の1つで、子どもを対象にした講座として今年度初めて開講しました。
授業は、さいたま市立海老沼小学校教諭で埼玉県NIEアドバイザーの菊池健一氏が講師となり、新聞スクラップづくりに取り組みました。3種類の新聞から各自が自由に記事を選んで専用の台紙に張り付け、その後、選んだ理由や分かったこと、疑問に思ったこと、記事の感想などをまとめました。
子どもたちが選んだ記事は、米大統領選の結果から季節の花の出荷までさまざま。まとめた文章も子どもたちの個性があふれる内容となりました。
菊池講師は、新聞を読むことで「読む力」「考える力」「社会への関心」が培われるとし、「スクラップを始めて新聞と友達になって」と語り掛けていました。子どもたちからは「難しいと思ったけど、簡単で楽しかった」「(スクラップを)毎日たくさんやりたい」という感想が寄せられました。
講座のコーディネーターを務めた石野榮一教授は、「新聞を読む習慣と学力に相関関係があるという調査も出ている。学校でも家庭でも無理しない程度に新聞に触れる機会を」と話していました。