グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


アジアの栄養・食文化研究所

目次


Ⅰ)日本学校給食

Ⅱ)ASEANの糖類成分表

1.日本の糖類成分表
2.台湾の糖類成分表
3.ベトナム・カンボジアの糖類成分表
4.タイの糖類成分表
5.マレーシアの糖類成分表
6.インドネシアの糖類成分表
7.フィリッピンの糖類成分表
【概要】糖類の過剰摂取は肥満その他の生活習慣病の重要な要因となる。一方、糖類は急速な成長期にある子ども達にとって重要なエネルギー源で、子ども達は糖糖類の過剰摂取は肥満その他の生活習慣病の重要な要因となる。一方、糖類は急速な成長期にある子ども達にとって重要なエネルギー源で、子ども達は糖類の入った甘いおやつが好きである。
 現在の糖類は、従来の砂糖(スクロース、ショ糖)のみでなく、デンプンから作る安価で美味しい異性化糖(果糖+ブドウ糖)が、特に冷やして飲む飲料やアイスクリームなどに多量に使われている。果糖の甘さは、低温で砂糖の約1.5倍、味もスッキリしていて好まれるためである。
 このような背景から、現在の飲料や食品に使われている糖類成分表が必要である。我々は、代表的な市販の飲料、アイスクリーム、おやつなど 106 品目にについて、5 種類以上の商品を集め、ショ糖、ブドウ糖、果糖および乳糖含有量分析結果、また家庭で作られるおやつ 29 品目については各 10 種類以上のレシピーについてショ糖量を計算し、2009年と2010年に日本栄養学雑誌で糖類成分表を公表した。
 また、これまでに台湾、ベトナム、カンボジア、タイで糖類成分表が完成し、現在はマレーシアとインドネシアで分析中である。
【概要】 本研究は日本およびアセアン諸国で初めて「主要なおやつや飲料類135種類の糖類成分表作成」および「児童生徒のおやつや飲料水からの糖類摂取量調査」を実施したものである。日本、ベトナム、カンボジアでの摂取量は、米国の100g以上に比べてはるかに少ない約25gであるが、利用している糖類は、カンボジアではソフトドリンクの異性化糖、ベトナムでは牛乳に添加した砂糖、日本ではお菓子類と内容には差があった。カンボジア型のエンプティ・フードの方向性は、世界で注意しなくてはならないものであろう。
▼NHK WORLD : NEWS ROOM TOKYO 「A Growing Problem」
※ハノイ医学大学に栄養士課程の新設に関連して、山本茂教授が番組に出演し、インタビューを受けました。

PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。