地域連携活動に取り組む食物栄養学科の学生たちが8月11日、新座市野火止の白梅第二保育園を訪問し、園児向けの食育指導とアイスクリームの調理実習を行いました。学生たちは、乳製品について紙芝居で説明したあと、空き缶やペットボトルを使ったアイスクリーム作りを指導。園児たちは苦労しながらも、出来あがったアイスを口にして歓声を上げていました。
保育園を訪問したのは、金高有里講師のゼミに所属する3年生9人。3歳から5歳の園児32人を前に、紙芝居を使って、乳製品の原料、種類、乳製品を食べると骨や身体によいこと―などを話しました。その後、4人ずつの班に分かれ、アイスクリームの調理実習を行いました。
学生が考案したオリジナルレシピのアイスクリーム液を園児たちが作り、空き缶やペットボトルに入れ、氷と塩で冷やしながら振ったり転がしたりしてアイスクリームを作りました。園児たちは、自分で作ったアイスクリームを笑顔でほおばっていました。
参加した学生たちからは「園児が素直に食育や調理実習に取り組んでくれ、楽しんでいる様子や、可愛い笑顔が見られてうれしかった」「アレルギー対応を考えたり、園児と直接関わることで、様々な発見ができた。将来の自分の進路を考えるいいきっかけになった」「今後も、このような活動があれば参加したい」などの感想が聞かれました。
金高講師は「園児と一緒に調理実習や食事をすることで、実際の園児の体格や理解力、食べ方や嗜好性、言葉に対する反応などを食育の実学として学べた。将来、学生たちが行動力のある管理栄養士になれるよう、今後も実践を伴った学びを続けていきたい」と話しました。