編集後記

授業で学んだことを胸に、次へのチャレンジを

(編集長:オウ シンオク)

 「にいざ発世界へ」は前期と後期を履修し、後期は編集長を務めることができとても光栄でした。皆さんと一緒に頑張ったこの一年間は一生の思い出になります。いろんな国の方にインタビューして、外国人がどうして日本に来たのか、今どのように日本で暮らしているのか、日本をどう思っているのか、いろんな方からたくさんの意見や感想をいただきました。感動で胸がいっぱいです。
 留学生の自分がこの授業で山ほどたくさんのことを勉強しました。この授業を受けてよかったと率直に思います。授業を通して、記事が書けるようになりました。インタビューすることもできました。しかし、まだまだ勉強すべことはたくさんあります。そのことをしっかり胸に刻み新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。受講生全員の思いです。

自分の人生に向き合う経験を得た

(副編集長:チン シイ)

 変な言い方をすると、私は生身の人間が大好きです。一年間、この授業に参加して、取材と編集の過程を通じて、人と接し、向き合い、人を考える、そして最終的には自分自身に向き合う貴重な経験を得ました。
 取材相手とどう接するか、どう話を深めていくのか。いかに読みやすく、興味を引くような記事を書くか。どう文字で相手が表現しようとしているもの、自分が感じたものを伝えるか。どう取材班のチームワークを図るか。いろんな問題に、人と向き合いながら取組、成長した一年でした。
 そして、大切な出会いもたくさんあり、違う国の人の考え方や物の接し方に衝撃を覚え、視野を広げるとともに、自分という人間、自分の国がどんな国なのかも知ることができました。また、他人の生き方から勇気やヒントを得て、これからは国際的に生きていこうと改めて決心することもできました。
 この場をお借りして、一年間関わってくださったすべての方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。そして、今後も総合科目「にいざ十文字発世界へ」をよろしくお願いします。

母国の理解を深め、外国を知る努力こそ

(副編集長:加藤ひなた)

 2015年度後期の総合科目「にいざ発世界へ」は埼玉に住んでいる海外から来た方5名にインタビューしました。学科、学年も違い日本の学生より留学生の方が多い受講生で5つのグループをつくり、取材しました。
 私のグループは、日本語研修に来ているロシア人女性にインタビューしましたが、文化の違いがたくさんある事が分かり、ロシアや他の国にも少し興味を持ちました。
 この科目を受けて良かったことは、グループの人と話し合い協力して記事をまとめた事 だと思います。高校までの授業ではあまり経験したことがなかったのでいい思い出に なりました。
 その半面苦労した事もあります。それはインタビューの録音を文字化する作業でした。私は文章を書くことが苦手なので人一倍時間がかかってしまいました。しかし、先生や同じグループの人にアドバイスをもらい、何とか完成にこぎつけたことにほっとするとともに、充実感もわいてきました。
 これからも母国である日本をもっと理解し、そして外国を知る努力をしたいと考えています。

指導教員

◎WEB制作指導
 北原俊一教授(メディアコミュニケーション学科)

◎取材編集指導・取材コーディネート
 小笠原典子教授(日本語指導)、
 池間里代子教授(中国語指導)

◎企画取材編集指導・デスク
 大西正行教授(メディアコミュニケーション学科、留学生別科長)、
 石野榮一教授(メディアコミュニケーション学科)

ご登場いただいた方々


ジェーンさん

徳間さん

アンナさん

ブレインさん

イルチェバさん

編集後記


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「グローカル」って何だろう

埼玉という地で暮らす人々(ローカル)と、そこに根を下ろし生活する外国人(グローバル)との出会いからどのような物語が生まれるのか。

本学の日本人学生と留学生が埼玉で暮らす外国の方々に会ってインタビューを試みた。多くの話から新たな知識や勇気をいただき、貴重なメッセージを受け取ることができた。これは「グローカル」の真の意味を理解しようと挑んだ十文字学園女子大学生の記録である。

(2016年後期総合科目「にいざ十文字発世界へ!」)