都市部と農村部の女性農業者が意見交換することで農業をめぐるさまざまな課題解決のきっかけにしようと、新座市と神川町の女性農家による交流会が1月25日、神川町の定住促進センター「ステラ神泉」(同町阿久原)で開かれた。本学のボランティアサークル「ゾウキリンくらぶ」が企画し、学生と教員も参加した。
ゾウキリンくらぶは、これまでも、神川町内で地域の農家とともに有機大豆や野菜の栽培、子どもたちとの交流、情報発信などの活動を続けてきた。
今回は、新座市で農業体験塾を運営する河合美津子さんら女性農業者6名とともに、本学ゾウキリンくらぶの学生3名、星野敦子教授、星野祐子講師、福島聡プラスキャンパスプロデューサーが神川町を訪問。同町で農業を営む小島文子さんら女性3名、有機の郷推進協議会の石井清允さん、地元で有機醤油などを製造するヤマキの社員らと意見交換をした。
当日は、新座市で収穫したニンジンや神川町の手作りコンニャクなど、それぞれの土地の特産品を持ち寄り、ニンジンご飯、味噌おでん、けんちん汁、白和えなどを一緒に作り、料理を通しての交流も行った。
昼食の後は、河合さんと石井さんが、自分の体験談をもとに農業へのこだわりや苦労などを説明。それを受けて、参加者全員で都市と農村のコラボレーションの可能性など、さまざまなアイデアを出し合った。
会場には冒頭、島田邦弘副町長もかけつけ、「若い世代がこうした活動に関わることはとても意義がある」などと話した。