総合科目『新座十文字発世界へ』の受講生が綴る
菓子は新明解国語辞典によると、「もと、くだものの意。間食として食べるちょっとした食べ物」とあり、ケーキとなると「小麦粉に甘味・香料などを入れて作ったカステラに、クリーム・果実などを飾ったり加えたりした洋菓子」とさらに詳しい。わが十文字学園女子大学の留学生の出身地として多い中国では菓子のことを「点心」と書き、「空心(すきばら)に小食を点ずる」という禅語からきたという説があり、甜点心(甘い菓子)・鹹点心(甘くない軽食)の別がある。
少々堅苦しい理屈から書きだしたのは、留学生と日本の学生が一緒になって菓子作り自慢の外国人からリアルに異文化を学ぶ総合科目『新座十文字発世界へ』の狙いゆえだ。28年度前期、本学新座キャンパスの目の前の担当教員の厨房に参集して、世界各国の5人の名人の技を取材し試食した受講生たちのグローバル企画「手作りお菓子への恋文」をシリーズでお届けする。