総合科目『新座十文字発世界へ』の受講生が綴る

世界のお菓子に恋して

口に広がるフルーティーな味

「マサモラ・モラーダ」ペルー(指導:橋本メリーナさん)

 日本ではめったに見かけることのない紫色のトウモロコシは、ペルーで嫌いな人はいないほど非常にポピュラーな食材です。 ブドウの40倍のポリフェノールがあり、肌に良く、便秘にも良く効くと言われています。 まさに女性の救世主と評価してよいほどの紫トウモロコシで、今回はマサモラ・モラーダというゼリーとチチャ・モラーダというジュースを作りました。 名人の橋本メリーナさんの夢は日本でレストランを開き、多くの日本人にペルー料理を広めることだそうです。
 そんな名人から教わったスパイシーとフルーティーが絶妙に絡み合うマサモラ・モラーダの作り方を披露します。

材料(5~6人分)

紫トウモロコシ4本(500g)
2ℓ
レモン2個
パイナップル1個(皮もすべて)
リンゴ1個
プルーン1袋(50g)
片栗粉100g
砂糖300g
クローブ3個
シナモン適量

作り方

  1. パイナップル、リンゴ、プルーンを細かく切る。
  2. レモンを半分に切って絞った汁をリンゴにつけ変色を防ぐ。
  3. 強火で紫トウモロコシをゆでる。パイナップルの皮とクローブひとつまみ、シナモン3枚も入れる。約40分ゆで、トウモロコシなどを引き上げる。
  4. 鍋に多めに砂糖をいれる。
  5. 鍋に最初に切った果物を入れる。
  6. 最後に片栗粉を多めに入れてとろみをつける。食べる前にシナモンパウダーをかけたら完成。


1.果物を切る


2.パイナップルの皮と
トウモロコシを煮る


3.果物を鍋に入れる


4.完成!


コツ

取材を終えて

◆マサモラ・モラーダはゼリーというよりは、とろとろとした餡のようでとてもフルーティーな味がしました。シナモンが大好きな私にとってはとてもおいしく感じました。 紫トウモロコシは便秘にも良く効き、肌にも良いということで日本でも広く流通してほしいです。(食物栄養学科 1年 新井伶菜)

◆今回マサモラ・モラーダというお菓子の作り方を習いながら、ペルーから来日した橋本メリーナさんの話を伺いました。ペルーについてよく知らない私たちにとっていい経験でした。紫色のトウモロコシは珍しいもので、ペルー流の特色のある作り方でおいしそうなゼリーに変身しました。カメラマンとして、その過程を記録した私は、誰よりもこのデザートを食べたかったです。実際に食べてみると、トウモロコシの甘味とフルーツの酸味の合わせが最高でした。ゼリーとは言えない感じでしたが、やさしい味で、おいしかったです。(交換留学生 リュウ・ロコウ)

◆食べたこともペルーに行ったこともなかったのですが、ペルーの料理「マサモラ・モラーダ」の作り方を見て、レモン汁やパイナップル、リンゴなど色々なフルーツを使っていることを知りました。おいしそうだと思いました。(生活情報学科 1年 山口美優)

◆今までペルーという国に触れたことがなく、詳しく知ろうとしたのは今回が初めてでした。マサモラ・モラーダいう食べ物も知りませんでした。日本にはあまりない紫トウモロコシという食材を使っており、今までに食べたことのない味でした。ペルーは食べ物がおいしいことで有名な国のようなのでぜひ一度訪れてみたいです。(生活情報学科 1年 守屋美紅)

◆お菓子作りの取材には行けなかったのですが、記事の編集をしていく中で、お菓子のイメージを固めることができ、自分でも作ってみたくなりました。また、ほかの世界のお菓子についても調べてみようという気持ちになりました。(児童教育学科 4年 川崎慧)

◆マサモラ・モラーダは、食べる前は紫トウモロコシがどんな味がするか想像できず、ゼリーにシナモンをかける発想がなかったため不思議で仕方ありませんでしたが、実際食べてみると意外にもさっぱりとした味でおいしかったです。
 また、フルーツがたくさん入っていて食べやすかったです。紫トウモロコシはポリフェノールが豊富で女性にやさしい食物だと思いました。普段ゼリーを作るとき、ゼラチンか寒天を利用します。今回のゼリーは片栗粉を使用したのでゲル化が弱く、柔らかい触感で斬新でした。歯のない人でも食べられると思うので、万人に愛されると思いました。もっと日本で広まればいいと思います。(食物栄養学科 1年 河合夏美)