9/6(水)に、人間福祉学科の片居木英人教授が「彩の国大学コンソーシアム公開講座」(於ウェスタ川越)で講義を行いました。タイトルは「障害者差別解消法を読む-障がいがあることは、不幸なことなのか-」です。
昨年7月に発生した障害者施設の事件から1年。今ふたたび、人間の尊厳を大切にしなければならないという先生の言葉から講義が始まりました。
障害者の権利条約の内容や合理的配慮の必要性を踏まえた上で、本日のテーマである「障害者差別解消法」について、その目的や具体的な条文を提示。「不当な差別」や「社会的障壁」が法律の中でどのように定められているのかを説明しました。
最後は「高齢者という人間がいないように、障がい者(児)という人間もいない」との話とともに、「人間ってなんですか」という詩を紹介。その後の質疑応答を経て、講義は終了しました。受講者からは「最後の先生の言葉が心に響いた」との声が聞かれました。