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教育・学生生活

2022年11月


子育て講演会 「はらっぱ」におじゃましました2022! Part3!

2022年11月25日(金)に令和4年度 第3回 子育て講座「はらっぱ」が十文字女子大附属幼稚園で開催されました。
今年で15年目になる子育て講座「はらっぱ」は、十文字学園女子大学と十文字女子大附属幼稚園の共催となっており、附属幼稚園に大学から先生をお迎えして、附属幼稚園の保護者の方や地域の皆さんを対象に専門家のお話を聞ける講座となっております。参加費は無料。現地参加とオンラインの同時開催です!

「VUCA時代の子どもの育ちと子育て」 

【講義概要】今、世界は変化が激しく予測不可能で、複雑な考え方や価値観が絡み合い、物事の価値基準も曖昧な“VUCA(ブーカ)”な時代にあると言われています。このような社会の中で、子どもたちがそれぞれの能力を存分に発揮し、豊かな人生を歩んでいくことができるようにするためには、乳幼児期にどのような資質・能力を育んでいけばよいのでしょうか。本講座では、「非認知能力」をキーワードとして、VUCA時代に生きる乳幼児期の子どもの育ちと子育てについて考えてみたいと思います。


【略歴】神戸大学大学院人間発達環境学研究科博士課程修了。専門は保育学。
保育の専門性を基盤とした子育て支援に関する調査研究、保育や子育て支援における倫理的意思決定モデルの開発に関する研究に取り組んでいます。

十文字学園女子大学 人間福祉学科 
准教授 亀﨑美沙子先生

 40年程前、家の電話は黒電話の回転ダイヤル式でしたが、今は一人一台のスマートフォン時代となりました。小さいころアニメで見た、腕時計を電話にして話している姿は、現実のものとなりました。そんな変化の激しい時代の中の子育てに大切な事とは?そんな疑問にヒントをいただけるお話を伺いました。

今回の講義の主な内容

VUCA時代に生きる子どもの育ち

VUCA社会とは
   Volatility(変動性)
   Uncertainty(不確実性)
   Complexity(複雑性)
   Ambiguity(曖昧性)
  変化が激しく、予測不可能で、複雑な考え方や価値観が絡み合い、物事の善し悪しの基準も曖昧な“VUCA”社会

・ 子どもたちが生きる20年後の社会とは
   目まぐるしく変化する予測不可能な社会
   状況に応じて、柔軟に物事に対処できる力が重視される  など

・ VUCA時代を生き抜くために
   変化が激しく先行きが不透明な状況の中で、自ら考え判断し、自ら目標を設定する力
   知識や情報を主体的に選択し、それらを活用しながら柔軟に物事に対処する力
   他者と協力しながら、物事に取り組む力         など

・ 幼児期から一貫して育む「資質・能力」

非認知能力への注目

・ ペリー就学前教育プログラム

・ 幼児期における非認知能力の育ちの効果
   幼児期における教科教育の先取り教育の効果は、10歳前後で消失
   40歳時点での社会での成功は、「認知」ではなく「非認知能力の育ちによる効果」
                                           など

・ 幼児教育の経済効果

非認知能力とは

・ 非認知能力とは?
   「発達保育実践政策学センター」ホームページより 非認知能力のわかりやすい動画を紹介

・ 非認知能力の具体例

・ 非認知能力の土台としてのアタッチメント

・ 自己肯定感と非認知能力

幼児教育において育まれる非認知能力

・ 幼児期に育みたい資質・能力

・ 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

非認知能力を育む学習活動としての“遊び”

・ 事例①1歳児の問題解決力

・ 事例②1歳児の“ねばり強さ”

・ 「非認知」的な見取りのレンズ

非認知能力を育むために

・ 子ども自身の葛藤も大切に

・ 結果よりプロセスを大切に

 非認知能力も大切だが、同じように認知能力も大切    など